【神棚の掃除の仕方】運気が上がる正しい掃除方法や注意点

【神棚の掃除の仕方】運気が上がる正しいお掃除方法

自宅の神社である神棚のお掃除はとても大切なことです。

「神棚の掃除は年末の大掃除のみ」という人もいますが、神棚をパワースポットとして守るためには、日常の掃除もしっかりと行い綺麗に保っておくことが重要です。

この記事では神棚の掃除の仕方について、「年末の大掃除」「日常の掃除」の2パターンでそれぞれ具体的に解説していきます。

神棚は神聖なものですから、掃除をする上でのマナーを守ることも大切。神棚の掃除で注意すべきことについてもお伝えしていきます。

この記事の内容を参考に神棚の掃除をして、運氣をアップしていきましょう。

目次

年末の神棚の大掃除の仕方~準備&手順<13ステップ>を解説!

年末の神棚の大掃除の仕方~準備&手順<13ステップ>を解説!

年末の神棚の大掃除で準備するもの

年末の神棚の大掃除で準備するものは以下の通りです。

・数枚の綺麗な布、布巾など(新品&白)
・お米、お酒、水、塩、榊などの新しいお供え物
・しめ縄、紙垂(しで)、雲などの新しい飾り物
・数枚の白い和紙
・ハタキ、エアブラシ、ハンディモップなど
・マスク
・メガネ拭き(鏡を磨く用)

などなど。

【大解剖】神棚の大掃除の手順13ステップ

具体的な神棚のお掃除手順は以下の通りです。

「年末の神棚の大掃除」としていますが、もし6月にもしっかり掃除するのであれば、そのときも同様の掃除方法となります。

ステップ1.お清めをする

神棚は「自宅の神社」「会社の神社」ですから、とても神聖な場所と考えらています。神社参拝のときに手水舎で身を清めるのと同様、掃除を始める前には口をゆすぎ手を洗いましょう。自宅であれば、シャワーを浴びるのも良いでしょう。

ステップ2.神様へのご挨拶をする

神棚を掃除する前に、神様へのご挨拶をします。

二礼二拍手一礼をし、「神様、これから掃除を行います」など、掃除を始めることを伝えましょう。

余談ですが、お参りのときの礼は、「背中を平らかにし腰を90度に折る深いお辞儀」です。礼は角度によって、次のような呼び方をします。

一揖(ゆう)…30度
一礼(れい)…45度
一拝(はい)…90度

ですので、正確には「二拝二拍手一拝」となります。

ステップ3.神棚から宮形・神具・お供え物を下ろす

※他の記事では、宮形を含め「神棚」と表現していますが、ここでは宮形と神棚を分けて表現します。

・宮形…神社のお宮を模して作られたもの
・神棚…宮形やお供え物を置くところ

机や台に白い布を敷き、その上に宮形とお供え物・神具等を置きます。

床に置くのは神様への失礼にあたりますので厳禁です。床に直接置くことのないようにご注意ください。

ステップ4.宮形からお札を取り出す

「失礼します」と一声おかけしてから宮形の扉を開き、お札を取り出します。
取り出したお札は、宮形と同じように白い布の上に置きます。

このときお札に息がかからないようにするため、半紙などの白い紙を口に加えておきましょう。マスクでも構いません。人の息がお札にかかるのは、神様に失礼と考えられています。

ステップ5.ハタキなどで宮形のホコリを払う

神棚用のハタキを使って、宮形のホコリを払います。神棚用のハタキは、例えば次のようなものです。

ホコリを払うことが目的ですので、ハンディモップでホコリを吸着するという方法もオススメです。この方法であれば、ホコリが舞うことを防ぐことができます。

また、宮形によっては作りが複雑で、ハタキやハンディモップではホコリが取りにくいケースも。

そんなとき活躍してくれるのがエアブラシです。強い風でホコリを吹き飛ばしてくれます。100円ショップでも購入できます。

宮形に合わせて、ホコリを払う手段を選択しましょう。

※ついつい息を「フゥーーーーッ!」っと吹きかけてホコリを飛ばしたくなりますがNGです。お札に息をかけないのと同様、神様に失礼とされますのでご注意ください。

ステップ6.宮形を拭きあげる

神棚の掃除用として用意した新しい白い布で宮形を拭きあげます。

神棚はヒノキやケヤキで作られていることが多いため、水分によって変形やカビの原因になります。水拭きではなく、乾拭きするようにします。

ステップ7.神具の掃除をする

徳利や皿などの神具(陶器)は水洗いして汚れを落とします。汚れが染み付いて取れなくなったり、割れや欠けがあるときには新しいものに交換をしましょう。

神鏡は新しいメガネ拭きを使って綺麗に磨きます。鏡のくもりが取れなくなったときには、新しいものと取り換えましょう。

ステップ8.お札を宮形に戻す

取り出したお札を元あった場所へと戻します。取り出したときと同様に、マスクをするか、半紙を口にくわえて息がかからないようにします。

ステップ9.神棚を掃除する

宮形を安置している神棚の掃除をします。水に弱い材質でない場合は、水拭きで良いでしょう。付近の壁なども綺麗に拭いてください。

ステップ10.宮形を神棚へ戻す

中のお札がずれないように、宮形を神棚に丁寧に戻します。

ステップ11.神具やお供え物を置く

神具を元に戻し、お酒や榊やお米など、新しいものをお供えします。

ステップ12.新しいしめ縄、紙垂、雲などを飾る

しめ縄、紙垂、雲などを飾っている場合は、新しいものを飾りましょう。
神棚の「雲」の交換時期に決まりはありませんが、大掃除のタイミングで1年に1回交換しても良いでしょう。参考記事↓

ステップ13.神様に掃除完了のご報告をする

最後にもう一度お参りして、「掃除が完了しました、ありがとうございました」など、神様に掃除完了のご報告をします。掃除前と同様に「二拝二拍手一拝」をします。

マナー違反!?神棚の掃除で注意すべき5つのポイント

マナー違反!?神棚の掃除で注意すべき5つのポイント

神棚は神様をお祀りしている神聖な場所ですから、神棚の掃除も「正式な儀式」として執り行う氣持ちが大切です。掃除の際には、次の5つのことに注意しましょう。

①他で使っている掃除道具を使わない!専用化すること

神様は「穢れ」を嫌いますので、すでに他の掃除で使った布や雑巾は使用しないようにしましょう。

普段自分が使っているメガネ拭きで神鏡を磨くことや、家の掃除で使っているハタキやハンディモップで宮形のホコリを払うこともNGです。「使い回し」は厳禁なのです。

大切なのは「専用化すること」です。

神棚のお掃除専用の布・布巾・ハタキ・ハンディモップ・メガネ拭き・エアブラシ等を新しく用意しましょう。

②部屋や身を綺麗にしておくこと

神棚の掃除の前に、「口をゆすぎ手を洗いお清めをする」とお伝えしましたが、これは最低限のマナーです。

極端な例ではありますが、汗だくで服も身体も汚い状態で神棚の掃除をしたら、自分の穢れを神様に移してしまうことになります。そうならないよう、シャワーを浴びて汗を流し、服も着替えるなど、しっかり身支度を整えた状態でスタートすると良いでしょう。

また、部屋が汚い状態のまま、神棚の掃除をするのも良くありません。

次の記事にて、年末の神棚の大掃除について

「すす払い」である12月13日に神棚の大掃除をし、順次家の大掃除を進め、新年を迎える準備をしていこう

と書きました。

しかしこれは「神棚のある部屋は普段から綺麗にしていること」を前提とした話です。もし部屋が汚いのであれば、まずは部屋の掃除をすることが大切です。

③宮形や神具は床に置かないこと

神棚は自宅の神社です。宮形や神具はとても神聖なものですから、神棚から下したあと、床に直接置くようなことは避けましょう。間違っても自分の足元に置いてはいけません。

ピカピカにした机や台の上に置くことが大切。できれば、半紙など白い紙を敷いておくとより丁寧で、清浄さを保つことができます。

④変形やカビの原因に!水分に注意すること

宮形はヒノキやケヤキで作られていることが多いです。水に弱いため、水分を吸うことで変形してしまったり、カビが発生する可能性があります。水拭きではなく、乾拭きするようにしましょう。

⑤交換後のお札や飾り物をゴミに出さないこと

神棚の大掃除で交換したお札や、しめ縄・紙垂などの飾り物はゴミとして処分してはいけません。特にお札は「神さまの分霊でもあり神さまの力を宿したもの」と考えられていますから、間違っても家庭用ゴミに出さないように注意しましょう。

古いお札の扱い方については次の記事にも書きましたが…

交換したお札は神社に「古札」として納めて、焚き上げをしてもらいます。
しめ縄・紙垂などの飾り物も同様です。

多くの神社では、大晦日から1月15日までの間に左義長やどんど焼等が行われ、正月飾り・古いお札・お守りなどがお焚き上げされます。それに間に合うように返納すると良いでしょう。

どうしても神社に行けない場合は、塩や清酒で清めた後、紙に包んで護美(ゴミ)として処分してください。なお、掃除で使用した和紙・布などはゴミに出しても構いません。

日常の神棚の掃除の仕方~準備や日程、手順を解説!

日常の神棚の掃除の仕方~準備や日程、手順を解説!

日常の神棚の掃除で準備するもの

・ハタキやハンディーモップなど
・お米、お酒、水、塩、榊などの新しいお供え物

日程や頻度について

日常の神棚の掃除というと「ホコリを払うこと、取り除くこと」が基本です。ホコリは毎日溜まりますので、ホコリを払うくらいの簡単な掃除でも良いので、毎日お掃除するのが理想ではあります。

しかし、忙しい日常生活の中で、毎日掃除をするのは現実的ではありませんので、神棚のホコリを払うくらいの掃除を「月に2回程度の頻度」「毎月の1日と15日」に行うと良いと説明しています。

次の記事にて、日常の神棚のお掃除の日程や頻度について詳しく書きました。

日常の神棚のお掃除手順<5ステップ>

ステップ1.お清めをする

日常の神棚の掃除は「ホコリを払うこと、ホコリを取り除くこと」という簡単なものですが、掃除前のお清めはしっかりと行います。掃除を始める前には口をゆすぎ手を洗いましょう。自宅であれば、シャワーを浴びても良いですね。

ステップ2.神様へのご挨拶をする

神棚を掃除する前に、神様へのご挨拶をします。二拝二拍手一拝をし、「神様、これから掃除を行います」など、掃除を始めることを伝えましょう。

ステップ3.神棚や宮形のホコリを払う

神棚専用のハタキやハンディモップを使って、神棚や宮形、神具のホコリを払いましょう。大掃除のように、宮形や神具をわざわざ神棚から下さなくても大丈夫です。

ステップ4.新しいお供え物を置く

お供え物の交換頻度の基本的な考え方は次の通りです。

・基本的には毎日お供え物を新しくすること
・全部を毎日交換するのが難しいなら、水だけは毎日交換すること
・1日か15日、毎週●曜日など一定日を設けて新しくすること

掃除を毎月の1日と15日に行うなら、そのタイミングでお供え物も交換すると良いでしょう。榊も枯れてきていたら交換してください。

※榊立てをしっかりと洗うこと!

榊を長持ちさせるために、雑菌が繁殖しないよう榊立てをしっかり洗うことが大切です。ボトル用のブラシなどを使って、榊立て内部のぬめりを取ってください。

榊の交換や長持ちさせる方法について、次の記事で解説しています。

ステップ5.神様に掃除完了のご報告

最後にもう一度お参りして「掃除が完了しました、ありがとうございました」など、神様に掃除完了のご報告をします。

以上のように、日常の神棚の掃除は、「年末の大掃除の簡易バージョン」というイメージとなります。

日常の神棚の掃除はとても大切!穢れを払うことで運氣アップ!

日常の神棚の掃除はとても大切!穢れを払うことで運氣アップ!

日常の神棚の掃除は「ホコリを払うこと」が基本ですが、ホコリを払うことは「穢れを祓うこと」にも通じます。「払い=祓い」ということ。

穢れは氣枯れ。元氣ややる氣がなくなった状態のこと。

私たちは日常生活を送るなかで、神棚にホコリが積もるように、氣枯れの原因となるネガティブなものを少しずつ心身に蓄積しています。

・仕事や人間関係から受けるストレス。
・嫉妬やイライラなど、自分の心に芽生えるイヤな感情。

などなど。

例えるなら「ネガティブなもの=タバコの煙」として、タバコの煙がモヤモヤと身にまとわりついているようなイメージです。

ネガティブなモヤモヤはさらにネガティブなものを引き寄せ、氣枯れを増幅させていくことになります。

ですので、神棚のホコリを払うことを通じて、ネガティブなモヤモヤ(=穢れ)も祓うというイメージで掃除をすると良いでしょう。それが運氣アップにつながっていきます。

まとめ~神棚は正しく掃除しましょう

以上、神棚の掃除の仕方について、「年末の大掃除」「日常の掃除」の2パターンをそれぞれ詳しく解説しました。

氣の良いパワースポットとなるような神社では毎日掃除がされていて、とても綺麗な状態が保たれているものです。

自宅の神社である神棚も、月2回程度の頻度で掃除をしつつ、年末にはしっかりと大掃除をして綺麗に保つ心掛けが大切です。

「神棚の掃除は年末の大掃除のみ」という人もいますが、ホコリ(穢れ)は毎日少しずつ溜まっていくもの。人で言えば、ストレスやイライラなどネガティブなもの。

掃除をしてしっかりと穢れをお払い(=祓い)をすることで、神棚がパワースポットとなっていきます。運氣もアップしていくでしょう。

ぜひ、この記事の内容を参考に、神棚の掃除をしていただけたら幸いです。

※神棚はパワースポットになりますが、パワースポット化するための努力が大切なのです。関連記事↓

※神棚の正しい祀り方や作法について、次の記事でより詳しく解説しています。神棚に関するほとんどの疑問を解消できるでしょう。

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