神棚の上に「雲」の意味とは?正しい貼り方や扱い方の心得帳

神棚に雲板が付いていたり、神棚の上の天井に「雲」と書かれた飾りが貼られているのを見たことがある人も多いでしょう。

ある条件下において、神棚の上に「雲」を貼ることは、神様への敬意を示す意味でとても大切なこと。「雲」を貼ることで、神棚をより神聖な空間にすることができるでしょう。

この記事では、

・神棚の上に「雲」の意味
・「雲」を貼らないのは罰当たりになるのか
・「雲」の種類はどれがベストなのか
・神棚の「雲」の貼り方や、向きのこと
・「雲」の交換の必要性や頻度について
・「雲」の処分方法

などなど、神棚の「雲」について重要なことを、徹底的に解説していきます。

とても大切!神棚の上に「雲」の意味とは?

とても大切!神棚の上に「雲」の意味とは?

一般的に神棚の設置場所として、「人の歩くところの下に置かない」というルールがあります。これは神様よりも人が上にいることになり、神様に失礼な状態が生じてしまうからです。

すると、2階建ての1階や、集合住宅における最上階以外の部屋では、神棚をお祀りすることが出来なくなってしまいます。

これを解消するために、神棚の上に「雲」という字を貼り(または雲板を設置し)、

・神棚より上は天上です。
・神棚より上には雲しかありません。
・神棚より上は神様が住む天界です。

と見立てることで、神さまにお許しをいただこうという心情を表し、最上階以外の部屋でも神棚を祀れるようにしたのです。

神棚に雲板をつけるか、神棚の上の天井に「雲」と書いた紙やシール等を貼りましょう。地域によっては「雲」ではなく、「天」や「空」といった文字を使用するケースもありますが、その意味は同じです。

神様を踏んづけないような配置、かつ「雲」を貼ると丁寧です

例えば、2階建ての1階に神棚を設置するケースでは、神棚の「真上」にあたる場所にタンスを置くなどして、人間が神様を直接踏んづけてしまわないようにすることが大切です。

また、そのような配置にしても、人間が使うタンスを神様の上に置くのは、やはり恐れ多いこと。神棚の上の天井に「雲」を貼り、「ここから上は天です。これでお許しください。」ということを、神様に意思表示すると良いでしょう。

神棚の上に「雲」を貼らないのは罰当たりになる?

神棚の上に「雲」を貼らないのは罰当たりになる?

神棚の上に「雲」を貼ることに関しては、「できれば」という範囲で構いません。

2階建ての1階や、最上階以外の部屋に神棚を設置するとき、必ず「雲」を貼らないといけないのかと言えば、実は絶対的な決まりはないのです。

「雲」を貼ることに抵抗感がある人もいるでしょう。

物理的な問題で天井に貼れなかったり、賃貸住宅にお住まいで「剥がれなくなるかも」という心配など、さまざまな理由によって貼りたくないケースもあるかと思います。

そんなとき、

「神棚の上に「雲」を貼らないのは罰当たりになるのでは?失礼にあたるのでは?」

と心配されるかもしれませんが、貼っていないからといって「神様を敬う気持ちがない」「バチがあたる」といったことにはならないのでご安心ください。

一番大切なことは、神様への感謝や敬う気持ちです。心を込めて日々お参りすることが大切なのであり、神棚の上に「雲」を貼らない選択をすることに大きな問題はないでしょう。

「雲」の種類~シール、木彫り、雲絵、手書き、印刷物などどれがベスト?

「雲」の種類~シール、木彫り、雲絵、手書き、印刷物などどれがベスト?

「雲」の種類は次のようにさまざまです。

・シール
・木彫りシール
・雲の絵が描いてあるもの
・墨で手書きしたもの
・ダウンロードして印刷したもの

などなど、これだけ種類があると「どれが一番効果があるのだろう?」「印刷したものだと効果がないのでは?」など、どれを選んだら良いのかお悩みになるかもしれません。

しかし、結論を言えば、どれを選んでも効果は同じです。

「雲」の意味は…

・神棚より上は天ですよ。
・神棚より上には雲しかありませんよ。
・神棚より上は神様が住む天界ですよ。

と「見立て」るための手段だとお伝えしました。

重要なのはそのように意識することであって、「雲」はそのための手段ですから、「雲」の種類はどれでも構わないのです。

もちろん、ダウンロードして印刷したものでも大丈夫です。
「何となく味気ないな」「神様に失礼かもな」と思うのであれば、なるべく上質のものを選びましょう。

神様への感謝と敬う気持ちを前提としたとき、あなたが「これは素晴らしい雲だ!」と思えるものを選ぶことが大切です。

ダウンロードできる「雲」の中では、羽黒神社さんのものが豪華でオススメです。良かったらチェックして印刷してください。

https://hagurojinja.amebaownd.com/pages/2331544/page_201810181543

神棚の「雲」の貼り方~両面テープが一押し?

神棚の「雲」の貼り方については、シールタイプのものであればそのまま貼れば良いでしょう。

・雲の絵が描いてあるもの
・墨で手書きしたもの
・ダウンロードして印刷したもの

これらについては、昔は「ご飯粒」を糊にして貼るケースも多かったですが、今の時代は便利グッズがたくさんありますから、そのような文明の利器を活用することをオススメします。もちろん「ご飯粒」でも問題ありません。

例えば、次のような、剥がせる両面テープがオススメです。

シールタイプのものであっても粘着が気になる場合は、剥がせる両面テープを使えば安心でしょう。

神棚の「雲」の貼り方~向きはどうする?

神棚の「雲」の向きについては「神様から見て逆にならないように」貼るのが一般的とされています。

しかし、実際のところ、インターネットで検索してみると「人から見て逆にならないように」貼っているケースがほとんどなので、「それだと神様から見て逆にならないのか?」と混乱するかもしれません。

ただ、「雲」を貼るか貼らないかの選択が自由なくらいですから、向きも絶対の決まりはありません。向きによって「神様への失礼にあたる」なんてことはありませんので、間違って貼ってしまっていても心配はいりません。

北海道神社庁さんでは、次のような向きで「雲」を貼っていますので、ご参考になさってください。

北海道神社庁さんでは、次のような向きで「雲」を貼っています。

出典:hokkaidojinjacho.jp

神棚の「雲」は交換が必要?どのくらいの頻度で交換すべき?

神棚の「雲」は交換が必要?どのくらいの頻度で交換すべき?

神棚の「雲」の交換時期については、特にはっきりとした決まりはありません。

出来れば1年に一度、お札(神札)交換のタイミングで「雲」も交換したほうが良いとする意見がある一方で、2~3年に一度くらいで良いとする意見もあります。

基本的にはご自身の判断で交換時期を決めていただいて大丈夫です。

「汚れてきたな」
「ホコリがついてきたな」
「古くなってきたな」
「邪気が溜まってきたな」

このように感じたら、貼り替えるようにしたら良いでしょう。

これは神棚の「雲」の種類によって大きく変わる部分です。

半紙や和紙に書いたものであれば、どうしても劣化しやすいですから、1年に一度しても良いかもしれません。木彫りシールの「雲」であれば劣化しにくいですから、3年に一度でも良いかもしれません。

交換したあとの「雲」の処分方法は?

交換後の処分方法ですが、家庭用のゴミとして処分するのではなく、お近くの神社の「どんど焼き」や「納札所」にて納めると良いでしょう。

交換したあとの「雲」の処分方法は?

もし、家庭用のゴミとして処分せざるを得ない場合、お塩で清めて半紙などに包んでから「護美(ゴミ)」として出すようにしましょう。

まとめ~神棚の上に「雲」を貼って、より神聖な空間にパワーアップしましょう

まとめ~神棚の上に「雲」を貼って、より神聖な空間にパワーアップしましょう

以上、神棚の上に「雲」を貼る意味や、「雲」の種類のこと、貼り方や交換のことなど、神棚の「雲」の重要な知識について解説させていただきました。

二階建てや集合住宅が当たり前になった現代において、神様の上に人が立ってしまうという恐れ多い状態がどうしても発生してしまいます。

これを少しでも解消するために、神棚の上に「雲」という字を貼って「神棚より上は天上です。神様、どうぞこれでお許しください。」という心情を表しているということでした。

ある意味、「雲」を貼ることで「神棚をより神聖な空間にパワーアップしている」のだと言えます。

実際に「雲」を貼ると、貼っていない時と比べて、雰囲気がガラリと変わるような氣がします。神棚の上に、綺麗な青空が広がっているイメージが湧いてきます。

すると、神聖な場所として、神棚の力がパワーアップしているような感覚を覚えます。

もちろん「雲」を貼らないという選択をしても問題はありませんが、できることなら「雲」を貼って、神棚をより神聖な空間にパワーアップしていただけたらと思います。

神棚の正しい祀り方や作法について、次の記事でより詳しく解説しています。神棚に関するほとんどの疑問を解消できるでしょう。

関連記事

神棚は「自宅の神社」であって、神様をお祀りするとても大切な場所。だからこそ、ちゃんと正しい作法でお祀りできているかどうか不安になるものです。 そこでこの記事では、神棚の正しい祀り方と作法ということで、10のトピックで詳しく解説していき[…]

【保存版】神棚の正しい祀り方と作法<10の心得え>
神棚の上に「雲」の意味とは?正しい貼り方や扱い方の心得帳
Facebookで最新情報をお届けします。「いいね」をしてくださいね!