産土神(氏神)とはどんな存在?産土(氏神)神社を調べる5つの方法

あなたはご自身の「産土(うぶすな)神社」をご存じですか?
自分の産土神社を知り、産土神(うぶすながみ)としっかりムスビを深めるのはとても大切なことです。
産土神と混合されやすい言葉に「氏神(うじがみ)」がありますが、一般的には氏神という言葉が浸透しており、ごちゃまぜになってしまっている人も多いです。しかし、その意味合いは大きく違うので注意が必要です。
ここでは「産土神とはどんな存在なのか?」「氏神とどんな違いがあるのか?」「大切にすべき2つの産土神とは?」「自分の産土(氏神)神社の調べ方は?」など解説していきます。
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実はスゴイ!産土神(うぶすながみ)とは?
産土神と検索するとWikipediaでは次のように説明されています。
産土神は、神道において、その者が生まれた土地の守護神を指す。その者を生まれる前から死んだ後まで守護する神とされており、他所に移住しても一生を通じ守護してくれると信じられている。産土神への信仰を産土信仰という。
簡単に言えば「産土神=土地の神様」と定義でき、担当する地域に住んでいる人たちを守ってくれているのです。
その土地、その土地ごとに、産土神がいるわけで、とてもたくさんの産土神がいることになります。それぞれの産土神をとりまとめているのが一宮で、それをさらにまとめているのが国土神になります。
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一宮 一宮 一宮
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産土神 ・・・・・・・・・・・産土神
このようなイメージです。
それぞれは完全に別々の存在ではなく、それぞれが繋がっていて、国土神に集約され、さらには地球神に集約されていきます。
ですので、日本だけではなく、世界中に産土神がいることになります。そして究極的には創造主(根源神)に集約されることになります。
ちょっと難しいでしょうか。例えばドラゴンボールのセルをイメージしてみましょう。
セルは分身をたくさん作ります。分身たちはそれぞれの個性があり、分身たちはセルのために働きます。そして、あとでまたセルに吸収されたりしますが・・・そのようなイメージです。
これは「私たちの魂が神(創造主)の分霊であり、もともと皆1つ(ワンネス)である」という考え方と同じでしょう。
産土神のとても大切な役割とは?
国土神の役割は、天孫降臨にて天下ってきたニニギノミコトをサポートすることです。
天孫降臨の時にニニギノミコトらにおりた五大神勅の中で、もっとも重要なのが天壌無窮の神勅(てんじょうむきゅうのしんちょく)です。
これは「地球を恒久平和の惑星へと進化させよ!(武ではなく愛による統治で)」ということで、日本の天命でもあります。(日本の天命については、天命を知るために知っておきたい11のポイントの記事をご参照ください。)
国土神がそのサポートするわけで、必然的に産土神もその働きを担うことになります。
つまり、
と言えます。とてつもない有り難い働きをしてくれているのです。
大切にしたい2つの産土神について
現在住んでいる土地の産土神
まず一番に大事にすべきなのが、今現在のお住まいの土地の産土神です。
筆者は大阪府箕面市小野原という地域に住んでますが、産土神が家族ともども24時間365日ずーーーっと守ってくれているわけで、今一番お世話になっている産土神ですから、当然大事にするべきでしょう。
昔と違って現代人は、進学時、就職時、結婚時など節目のときに引っ越しをする方も多いと思います。引っ越しが決まったら地元の産土神社で「今までありがとうございまいました。」とお礼を言い、引っ越し先の産土神社で「これから宜しくお願いします。」とご挨拶することが大切です。
第一呼吸時の土地の産土神
第一呼吸時というのが重要なようで、出生時の第一呼吸時にホロスコープの刻印が打たれるそうです。多くの占いにおいて生年月日(さらには時刻まで)が重要視されるのは、そのときの惑星の配置が大事だからです。
強運をもたらす生年月日もあるとされ、中国の皇帝は占星術によって「この日を子どもの誕生日にする!」と決め、誕生日を守るために切開して出産させていました。これが帝王切開の語源の1つと言われています。
それだけ生年月日や時刻が、私たちの人生に大きな影響を与えると考えられていたということ。そして、その刻印をうってくれるのが産土神なのだそうです。
つまり、第一呼吸時の土地の産土神は、この世界とのムスビをくれた神様ともいえる存在。とても大事です。
・産婦人科にて出産だったら病院の住所の産土神社
にお参りすることになります。
氏神(うじがみ)とは?産土神と混合されることが多い?
氏神というのは文字通り「氏」の神様です。
藤原氏、平氏、源氏などが有名で、氏神は祖先神ともいえるでしょう。祖先神ですから、藤原氏は藤原氏が祭る氏神様を信仰することになり、自分以外のところにはいきません。
氏が分かると、その人の素性が分かってしまうため「氏素性(うじすじょう)」なんて言い方をします。
ある一族がある土地に移り住み、氏の守護神を祭る神社を建てたとすると、その一族にとっての氏神神社となります。それが、時代とともに地域の守り神へと変遷していったのです。
その一族以外の人たちも、同じ土地に移り住んでくるわけで、信心深い日本人は自然とその神社に参拝するようになります。
最初に使われていた「氏神様」という名称がそのまま受け継がれ、みんな「氏神様」と呼んで参拝することになったのです。
そんな経緯もあって氏神と産土神が混合されるようになったのだとか・・・。
今では氏神という呼び名が一般的になってしまい、産土神というキーワードを使うと「え?何それ?」と言われることも多いです。ですので、現代においては「産土神=氏神」という認識でも良いかもしれません。
産土神はご祭神とは違うのでご注意を!
産土神社に参拝すると、石碑や立て札などに神社のご由緒が書かれていることが多く、そこにはご祭神の神名が載っています。筆者の現在の住まいの産土神社であれば天児屋命(あめのこやねのみこと)です。
つい「天児屋命=産土神」と連想してしまいそうですが、それは間違いです。
上記で説明したように、産土神は土地の神様であり地球神の命のあらわれであり、特定の神名はありません。「産土神様(うぶすなのかみさま)」と呼べば大丈夫です。
なんにせよ、産土神社として参拝するときは「土地を守ってくれている神様」「地球神の命のあらわれである神様」「自分の生活を守ってくれている神様」という意識でお祈りするようにしましょう。
産土(氏神)神社を調べる5つの方法
・現在住んでいる土地の産土神社
・第一呼吸時の土地の産土神社
(or母親が妊娠中の土地の産土神社)
いずれにせよ基本的に調べ方は同じですので、次にご紹介します。
最近は【氏神】という言い方が一般化されているので、【産土神】のキーワードが通じないケースも多いです。その場合は臨機応変に、氏神という言い方をしましょう。
1.近辺の神社を調べてみる
まず一番簡単なのがこの方法です。Googleマップで「神社」と検索すると、その土地の神社が表示されます。該当する神社が少なければアタリもつけやすいでしょう。
気をつけたいのが、「一番近所の神社=産土神社」だと100%確定できないことです。区画が入り組んでいたりして、もう1つ遠方の神社だった~なんてことも多々あります。
アタリがついたら電話、または直接神社に言って、神主さんなどに「○○の住所は、こちらが産土(氏神)神社になりますか?」と質問してみましょう。
また、自治体によってはHPで産土神社を公開しているようです。箕面市のHPを見ると、、筆者の住む町である小野原は春日神社だと分かります。
2.神社庁に問い合わせる
各都道府県には神社本庁の地方機関として、それぞれに神社庁が設置されています。お住まいの都道府県の神社庁に問い合わせれば、産土神社を教えてくれます。
各地域の神社庁の連絡先は、下記の神社本庁のページから検索できます。
▼各都道府県の神社庁一覧
https://www.jinjahoncho.or.jp/jinjahoncho/jinjacho
ただ、神社庁の職員さんは産土神社を教えることを専門にしているわけではないので、最新情報を把握できてないケースもよくあります。
3.土地の古老や町内会の役員さんに聞く
土地の古老や地域の町内会役員さんに確認するのは、とても確実な手段です。
自分の住んでいる地域に全然神社がなかったり、逆に3つも4つも神社があったり、判断に迷うこともあるでしょう。
そんなときは昔からその土地に住んでいる人に聞くのが一番です。町内会などに入っているなら、役員さんに聞いてみるのも良いですね。
4.筋肉反射テストでチェックする!
筋肉反射テスト(オーリングテスト)とは?信憑性や科学的根拠はない?の記事にて、筋肉反射テストについて解説しました。
筋肉反射テストはある程度熟練すれば、良質な判断基準となる素晴らしいテスト方法なので日々実践していただけたらと思います。具体的な方法は、一人でできる!セルフオーリングテストのやり方&3つのコツを伝授!記事をご参照下さい。一人で気楽にできます。
例えば、第一呼吸時の土地の産土神社について、3つの神社にアタリをつけたとします。神社A、神社B、神社Cとして、
「○○(名前)の産土神社を教えて下さい。」
「神社Aです!」で反応をチェック。
「神社Bです!」で反応をチェック。
「神社Cです!」で反応をチェック。
ガッチリ強い反応(Yesの反応)がでたら、そこが産土神社である可能性は高いです。逆にユルユルの弱い反応(Noの反応)がでたら、その神社は違う可能性が高いということ。
5.産土神社の鑑定を受けてみる
最近は、産土神社の鑑定サービスを行っているところをちょくちょく見かけます。Googleで「産土神社 鑑定」と検索すればすぐに見つかるでしょう。
鑑定人数2200人以上ということで、https://ameblo.jp/ubusuna-jinja/entry-11571174609.htmlの方が人気があるようです。
基本的には上記の方法で見つけることができますし、自分で努力して見つけようとする姿勢がとても大切です。
産土神社の鑑定はあくまで最終手段、または、自分が見つけ出した産土神社が本当に合っているかどうかをチェックする手段、という感覚で利用していただけたらと思います。
産土(氏神)神社に参拝して産土神(氏神)とのムスビを強めておこう!
以上、産土神のこと、産土神と氏神の違いのこと、産土神社を調べる方法などをご紹介しました。だいぶ産土神のイメージが湧いてきたのではないでしょうか?
産土神は、地球神の命のあらわれであり、担当する土地を守り、その土地に住む人々を守り、地球を恒久平和の惑星へと進化させるために私たちを正しい方向に導いてくれている存在です。
信心深い人もそうでない人も関係なく愛を注いでくれています。とてもありがたい存在に思えてきませんか?
ぜひ、あなた自身の産土神社を特定して、日々、産土神に感謝の心を向け、ムスビを強めていただけたらと思います。産土神にそのようにチューニングすることは、波動を上げることにもつながってきますよ。