日月神示に学ぶ食事~肉食禁止?霊性と波動を高める食とは

日月神示に学ぶ食事~肉食禁止?霊性と波動を高める食とは

波動を上げる食べ物&食べ方の記事で書いたように、私たちの身体は食べたもので作られているので、「何を食べるか?何を飲むか?」はとても大切です。記事はこちら↓

この記事でも食べ物・食べ方のポイントを紹介していますが、今回は、日月神示の内容を元に、

・どんな食べ物を選んだら良いのか?
・どんな食べ方をしたら良いのか?

を丁寧に解説していきます。

ご存じかもしれませんが、日月神示とは、高級神霊である国常立尊から、画家であり神典研究家である岡本天明氏に降ろされたメッセージです。

「人類の行く末」「人間や社会のあるべき姿」「運の開き方」「病気の予防や治し方」など、私たちが生きるうえで指針となることが書かれており、「食」に関してもたくさんの教えが示されているのです。

日月神示の食事に関するアドバイスを実践すれば、食を通して、霊性を高め、波動を上げ、身魂を磨いていくことができるでしょう。

ぜひ最後までお付き合いください。

目次

日月神示に学ぶ食事~どんな食べ物が良いのか?

日月神示に学ぶ食事~どんな食べ物が良いのか?

まず最初に、どんな食べ物を選んだら良いのかお伝えします。

肉食は禁止?五穀野菜を正食とすべし

日月神示に次のような文言があります。

四ツ足を食ってはならん、共喰となるぞ、草木から動物生れると申してあろう、神民の食物は五穀野菜の類であるぞ。(碧玉之巻 第八帖)

日本には五穀、海のもの、野のもの、山のもの、皆人民の食ひて生くべき物、作らしてあるのぢゃぞ、日本人には肉類禁物ぢゃぞ。(梅の巻 第十四帖)

日本人は基本的に肉食は厳禁。人にとっての正しい食べ物とは、米や雑穀などの穀類、豆類、野菜、海の海藻類のことのようです。

特に、四ツ足動物を食べることは「共喰いになる」と言っています。かなり強烈な文言ではないでしょうか。

四ツ足動物というのは、牛や豚、馬、猪、鹿、羊など、四本足で歩く動物を指しています。四ツ足動物と人間は同じ哺乳類なので、共喰いになるというのも分からなくもありません。

次のような動画を見ると、やはり心が痛みます。
(※ちなみに、筆者はヴィーガン食を推奨しているわけではありません。自分の口に入るものに対して、もっと知った方が良いという考えから、以下のような文言を記載しています。)

次の動画も強烈でした。

次の記事では、日本のハム・ソーセージ大手である「日本ハム」の養豚場で行われている動物虐待が暴露されています。

>>PETAが日本ハムの養豚場の実態を暴露【翻訳掲載】

ある霊能力者の話によれば、動物が受けているストレスや、特に屠殺(とさつ)の過程における「苦しみ」や「恐怖」の波動が、お肉に伝播するそうです。その方は、豚骨スープを飲んだだけでも、動物が抱いた苦しみ・恐怖を感じてしまうのだとか…。

お肉を食べることで、「苦しみ」や「恐怖」の波動も一緒に取り込んでしまうことになります。「苦しみ」や「恐怖」は低い波動です。当然、食べた人の波動も下げてしまいます。

霊性や波動を高めるという観点においては、やはり肉食は控えた方が良いのでしょう。

実は、驚くことに、日本の畜産動物福祉の評価は世界最低ランクのGだそうです(参考記事→hopeforanimals.org)。生産者の動物への扱いがヒドいということ。先ほどの動画や記事を見ると、「確かにそうかも」と納得できます。

私たち消費者はもっと、「自分が口にする食べ物がどこでどのように作られたものなのか?」を知るべきでしょう。

お肉を食べる人には「アニマルウェルフェア」が実施されているものを選んで欲しいな~とただただ祈るばかりです。

アニマルウェルフェアとは「動物は生まれてから死ぬまでその動物本来の行動をとることができ、幸せでなければならない」とし、家畜のストレスが少なく、行動要求が満たされた健康的な生活ができる飼育方法を目指す畜産の在り方。

また、近年、人間が食べるために家畜を育てる「工業型畜産」の問題が取り上げられることも多くなりました。

「工業型畜産」の問題

出典:greenpeace.org

増えすぎた動物性食材の消費が、たくさんの環境問題を引き起こしています。

動物倫理の問題からも、環境面の問題からも、お肉を食べることに関して、一人一人が深く考えていくことが大切だと思う次第です。

その土地で採れる旬のものを選ぶこと

日月神示に次のような文言があります。

遠くて近いものヒフミの食べ方して見なされよ。運ひらけ、病治って嬉し嬉しと輝くぞ。(冬の巻 補帖)

「遠くて近いもの」の「遠い」とは、人間の性から遠い生き物のことです。

前述したように、牛や豚などの四つ足動物は人間に近く、日月神示では「共喰いになる」として禁じています。次に鳥、魚と順に遠くなっていき、植物が最も遠い食べ物になります。

つまり、人間の性から遠い穀類・豆類・野菜・海藻類といったものがオススメされています。

「遠くて近いもの」の「近い」とは、自分の住んでいる土地の近くで収穫できたものを示します。理想は、自家菜園や近所の農家さんから手に入るものでしょうか。

日本で言えば、国内産ぐらいまでが許容範囲でしょう。

これは地産地消や、身土不二の考え方に共通します。

地産地消地元で生産されたものを地元で消費すること。
身土不二身体(身)と環境(土)は切り離せない(不二)ということ。

「自分の住んでいる土地の、季節のものを食べるのが良い」ということです。

つまり、

その土地で採れる旬のものをヒフミの食べ方で食べなさい

というメッセージだと解釈できます。(※ヒフミの食べ方は後述します。)

日月神示を読んで判断に迷う<5つの食べ物の疑問>について

さて、日月神示を読んだとき、判断に迷いやすい<5つの食べ物の疑問>について挙げてみます。

①お肉はダメだとして、牛乳や乳製品はどうなのか?
②鳥は四ツ足動物じゃないから食べても良い?
③もし鳥肉がNGとして、卵はどうなのか?
④魚はOK?魚も肉類に含まれるのか?
⑤動物性の出汁はOKなのか?

などなど。

これまで普通に肉食をし、これから日月神示の教えを取り入れたい人(過去の自分)にとっては、「線引きをどうしたら良いのか?」大いに悩む問題だと思います。

正直、この部分に関しては、人によって解釈は様々であり、何が正しくて何が間違っているとは、ハッキリと白黒つけることはできません。

ただ、ここでは私がお手本としているお師匠さんの事例を元に、参考情報をお伝えしたいと思います。

お師匠さんについて簡単に解説

私のお師匠さんは、カタカムナの研究家であり、ご神業のプロでした(過去系なのは、すでに天に還られたからです)。ご神業のプロといっても、お役目としてのプロ意識であり、商いとしての仕事は別にありました。

お師匠さんのご神業は、全国各地の神社であったり、山の中にある磐座だったり。北は北海道、南は沖縄。はたまた海外にまで足を運ぶこともありました。

お師匠さんについて簡単に解説

ちなみにご神業を行っても、一円にもなりませんし(逆に出ていく一方)、誰かに褒めてもらえる訳でもありません。でも、その代わりに不思議な自然現象がおこるなど、神様からサインをいただけるそうで、「それが励みになるんだよ」と話されていたのを思い出します。

私自身、お師匠さんのご神業に何十回と同行し、不思議な体験もたくさんあり、ありがたいことに「本当に神様っているんだな~」という実感を得られています。

お師匠さんの知識量とビックリするような人脈にはいつも驚かされ、超一流のご神業者だったのだろうと、ご縁に感謝しかありません。(※私の現在地からでは、その凄さが計り知れません、汗)

そんなお師匠さんが、①~⑤に関して、(私の記憶の範囲内で)どのようにしていたのかシェアします。

①お肉はダメだとして、牛乳や乳製品はどうなのか?

①お肉はダメだとして、牛乳や乳製品はどうなのか?

お師匠さんは、牛乳や乳製品に関しては、禁止していませんでした。とはいえ、毎日牛乳をガブガブ飲んだり、チーズを大量に食べたりってことはしていません。

たま~にカフェでミルク入りのカフェオレを飲んだり、外食でチーズが乗っているパスタを食べたり、牛乳を原料とするソフトクリームを食べたり。

つまり、「牛乳や乳製品は、常食とせず、嗜好品としてたまーに飲食する程度」というイメージです。ですので“ほとほど”であれば問題ないだろうと解釈しています。

ただ、乳牛に関して言えば、

毎年強制的に人工授精させられ、何度も子どもを生んでも触れ合えることはなく、赤ちゃんのための乳を搾り取られ続け、常時繋がれたまま狭い場所で一生を過ごし、最後は食肉として出荷される。

という残酷で悲しい現実があるようです。

>>死ぬまで拘束…日本人が知らない「乳牛の残酷生涯」

>>乳牛の一生

また、「遺伝子組み換え作物を原料とする飼料」「人が食せないような粗悪な飼料」「抗生物質の投与」などの問題も指摘されることが多いです。

このような現実を知ると、人のためにも牛のためにも「牛乳や乳製品を大量に飲食しない方が良いな~(特に安価なものを)」と考えさせられます。

さらに、医師や専門家の中に、「牛乳はやめた方が良い!」とする声もあります。参考になる本↓

このような観点からも、「牛乳や乳製品は“良質のものを”嗜好品としてほどほどに」が適当だと考えています。

②鳥は四ツ足動物じゃないから食べても良い?

②鳥は四ツ足動物じゃないから食べても良い?

「日本人は基本的に肉食は厳禁。」という文言から、日月神事では「鳥も食べてはいけないもの」と解釈できます。

お師匠さんも四ツ足動物も含め、鶏肉も絶対に食べませんでした。

過去、鶏肉を食べたときに、激しい嘔吐と下痢が長らく続いたそうで、「お役目を果たすために、(自分は)鶏肉は絶対に食べたらいけないと悟った」と語っていました。

中には「鳥は鳥類であり、哺乳類の人間とは違う→共喰いにはならない」と解釈されている方もいますが、基本姿勢として鳥肉も食べない方が良いでしょう。もしくは、控えめに。

③もし鳥肉がNGとして、卵はどうなのか?

お師匠さんは「卵や卵を原材料とするものは食べていた」と記憶しています。

ただ、乳牛に引き続き、次の記事のような養鶏場の問題もあったりします。

>>日本で「ニワトリ」はこんな風に殺されている…知られざる現実

>>日本人だけが知らない「食用卵」のアブない実態

これらの記事では、悲惨な養鶏場の真実について語られていました。

昨今、以下画像のような飼育方法「バタリーケージ」は大きな問題になりつつあります。

「バタリーケージ」

出典:wikipedia.org

・日本人の卵消費量は一人あたり年間337個。
・世界第2位のタマゴ消費大国。
・鶏の94%がケージ飼い。
・ほとんどが世界的に問題視されるバタリーケージ。
・生産性向上のためヒナの時にクチバシを切断。
・1羽あたり平均B5サイズの生活空間。
・iPad一枚分の面積に詰め込まれる。
・死ぬまでそこで過ごす。
・太陽の光を一度も浴びれないことも。
・卵を産めなくなったら処分かミンチに。
・人間の都合だけを優先したやり方。

このような動物への虐待性が批判され、海外ではバタリーケージ禁止、平飼い/放し飼いで育てる「ケージフリー」へ移行しています。

しかし、残念ながら日本にはあまり浸透していない現状があります。農薬やら添加物やら、いろいろなところで日本は世界と逆行していますね…。

また、鶏の飼料に使われる「遺伝子組み換え作物」「ポストハーベスト農薬」「肉骨粉や油脂など動物性原料」などの生体濃縮の問題もあります。簡単にいえば、鶏が食べた悪いものが、卵に濃縮されて入ってしまう、ということ。

卵を食べるなら、こういった実態をよく知り、

・ストレスフリーな環境で育った鶏の産む卵を選ぶ。
・飼料にこだわっている生産者の卵を選ぶ。

など、「買い物は投票」という意識を持って、卵を選ぶ姿勢が大切だと思います。

それが、良い生産者が増え、鶏が快適に生き、良質の卵が手軽に手に入り…という好循環を生み、全体の波動を上げていくことにつながるでしょう。

④魚はOK?魚も肉類に含まれるのか?

魚を肉類に含めるか否かは、大いに意見が分かれるところです。進化の過程から考えても、魚類は人間から距離のある存在であることが分かります。

④魚はOK?魚も肉類に含まれるのか?

出典:fukuumedia.com

魚を食べることの是非について、出口王仁三郎の直受した神示『伊都能売神諭』の中にある次の文言が参考になります。

日本は神国と申して昔から至精至浄を専一と致して神に仕へ、政治を行ふた国であるから、血に穢れたり死穢に踏合ふたり、身体の不具なもの、肉食をしたものは神の御前に出仕事は許さぬ国であるから、日本人は何処までも五穀野菜と鮮魚より外のものは口に入れる事は許して無いので在れども、今の日本の人民は皆外国人の真似を致して、牛馬の肉を喰い、猪鹿犬猫何でも構はず、四ツ足と見たら共喰い致すやうになり、たまたま謹みて四足獣を喰はぬ人民があれば、時勢後れの馬鹿と申して嘲笑ふやうに成りて了ふて、此の神州清潔の国土も、神聖至浄の神民も皆汚れて了ふて、今日の国家の状態、神の住居を致すべき場所が、地の上には錐一本立つ場も無き所まで曇りて了ふて居るぞよ。

日月神事ではありませんが、ここでは「鮮魚は食べて良い」と書かれています。

出口王仁三郎自身も次のような言葉を残しています。

魚は智を養うものである。野菜を食べると憐れみ深くなり、仁に相応し、米は勇に相応する。

野菜を食えば仁の心が養われる。魚類を食えば知恵がわく。故に魚類も月に一度や二度は必ず食わねばならない。米と野菜と魚類とで、智・仁・勇となる。

しかし、一方で、次のような言葉も残しています。

わたしは近ごろになっていっそう菜食主義になった。魚などもたいがい嫌いになった。それでもうまく料理して原形がないようにしてあればよいが、頭や尾がついたままの姿を見ると、むごたらしくて、一度に食欲がなくなってしまう。切っても血の出ない野菜食にかぎる。

魚に関しては本当に迷うところでしょう。

ちなみに、お師匠さんは魚介類はOKとして食べていた(※理由は後述します)ので、私も魚は食べています。

⑤豚骨スープなどの出汁はOKなのか?

⑤豚骨スープなどの出汁はOKなのか?

基本的には、そこに“四つ足動物や鳥の殺生”があるのでNGだと思います。ある霊能者さんの「スープを飲んだだけでも、動物の苦しみ・恐怖を感じてしまう」という表現からも、骨や肉から出汁へエネルギーがうつってしまうのだと考えられます。

ただ、お師匠さんは“出ているエキス”について、そこまで強く意識していなかったように記憶しています。

例えば、「平壌冷麺屋」というお気に入りのお店がありましたが、おそらく動物性の出汁を使っていますが、お肉の塊だけは除けて(または注文時に肉抜きにして)、あとは美味しそうに食べていました。

ですので、私自身もある程度は意識しつつも、厳格に禁止にしていません。

以上、よくありあそうな疑問①~⑤に関して解説しました。

あくまで一つの参考意見程度に考えていただけたらと思います。

大切なこと~誰とどんな生き方をするか?を軸に食を見直そう

大切なこと~誰とどんな生き方をするか?を軸に食を見直そう

上記で解説したように、お師匠さんは肉は絶対に食べず、魚・卵・乳製品は食べていたのでペスコ・タリアン (pescetarian)に当てはまるようです。ベジタリアンの中でもハードルが低い部類ですね。

実は、お師匠さんは、ご神業というお役目のため、完全菜食(=ヴィーガン)にしていた時期もあったそうです。

しかし、お師匠さんは人脈が広く、人と会食するような機会も多く、向こう1~2カ月のスケジュールはご神業も含めて常にビッシリ。食事の多くは外食で、完全菜食では不都合が生じたそうです。

「ヴィーガンのままでは、人とのお付き合いをしていけない!」と。

一般的に多くの人はヴィーガンではありませんし、そのようなお店も少数ですから。

そのため、食のルールを少し緩めて、魚介類や卵はOKにしたと話されていました。

お師匠さんの言葉でとても印象に残っているものがあります。それは、「山里にこもって一人で悟りの境地を目指すのではなく、霊性を高めて自分を進化させて、社会の中で影響力を持っていくことが大切ということ。

人は社会性の生き物。人間社会の中で、もまれてこそ身魂が磨かれる。魂意識に目覚めたヒト(=靈止)として、世の中に益することをやっていく。良い影響を与えていく。天命を果たしていく。

天命についての参考記事↓

そういう自分として人間社会で生きるとき、食の在り方は人によって違いが出てくるはずです。

ですので、

四ツ足動物や鶏肉は食べないことを基本として、魚、卵、乳製品、動物性の出汁などは、あなたのライフスタイルに合わせて適宜カスタマイズしたら良い。

と考えています。

例えば、マクロビ食を啓蒙する活動をしている方であれば、動物性食品を完全に断つことは自然にできると思います。周りに集まってくるのはマクロビ食に興味のある人たち。マクロビ食を愛する人たちと、良い人間関係を築いていけるでしょう。

その点、お師匠さんはベジではない人との付き合いも多く、完全菜食だと不都合が生じたため、魚や卵はOKというルールにカスタマイズしたということですね。

どうしても肉を食べざるを得ない状況における対処法

時に、お肉を食べざるを得ない状況に出くわすこともあるでしょう。

例えば、取引先の社長さんがご厚意で招いてくれた食事の席にてローストビーフを提供された、みたいな感じです。

このとき「牛肉は食べません!霊性を下げますから!」なんてことは、なかなか言えないでしょう。先方に失礼ですし、場の空気も悪くしてしまいます。

では、このような状況では、どのように対処したら良いのか?

日月神事に、次のような救済措置とも受け取れる文言が書かれています。

獣の喰ひ物くふ時には一度神に献げてからにせよ、神から頂けよ、さうすれば神の喰べ物となって、何たべても大じょうぶになるのぞ、何もかも神に献げてからと申してあることの道理よく分りたであろがな。(天つ巻 第五帖)

もし、お肉を食べる状況になったら、心の中で神様に献げてから、感謝の心で食べるようにしましょう。

 

日月神示に学ぶ食事~どんな食べ方が良いのか?

日月神示に学ぶ食事~どんな食べ方が良いのか?

では、食べ物に引き続き、次に“食べ方”について5つのポイントを解説していきます。

【1】よく噛むこと

日月神示には次のように「よく噛むことの大切さ」が書かれています。

一二三の食べ物に病無いと申してあろがな、一二三の食べ方は一二三唱えながら噛むのざぞ、四十七回噛んでから呑むのざぞ、これは一二三の食べ方、頂き方ざぞ。
神に供えてからこの一二三の食べ方すればどんな病でも治るのざぞ、皆の者に広く知らしてやれよ。心の病は一二三唱えることによりて治り、肉体の病は四十七回噛むことによって治るのざぞ、心も身も分け隔て無いのであるが、わかるように申して聞かしているのざぞ、取り違い致すでないぞ。(日の出の巻 第8帖)

一に食べよ。二に食べよ。食べるには噛むことじゃ。「噛む」とは「かみ(=神)」じゃぞ。神に供えてから噛むのじゃぞ。噛めば噛むほど神となるぞ。(水の巻 第6帖)

食物(たべもの)頂く時はよくよく噛めと申してあろが、上の歯は火ざぞ。下の歯は水ざぞ。火と水と合すのざぞ。かむろぎかむろみぞ。噛むと力生れるぞ。血となるぞ、肉となるぞ。(水の巻 第15帖)

とにかく噛みなさい!

ということ。

よく噛むことの効果やメリットは現代医学でも解明されています。

①胃腸の働きを促進、胃腸の負担を軽減する。
②歯周病、虫歯、口臭の予防効果。
③満腹感を促し食べ過ぎを防止する。
④脳の血流増加、脳の働きを活発化。
⑤味覚が発達する。
⑥口周りの筋力発達で発音がハッキリ。
⑦唾液の消化酵素によるがん予防。
⑧農薬や添加物の毒を中和。

このようによく噛むことにはメリットしかありません。

具体的には“ひふみ祝詞”を唱えながら47回噛むといいとされ、これを「一二三(ヒフミ)の食べ方」と言うようです。

ひふみ祝詞については、次の記事をご参照ください。

【2】小食のススメ~腹八分、二分は神様へ

日月神示には次のような小食を促すような言葉も多く見られます。

腹八分、二分は先づさゝげよ。運ひらけるぞ。病治るぞ。(月光の巻 第11帖)

腹いっぱいに食べてはならん。そんな食べ方は死に向かうぞ。二分をまず神に捧げるのじゃ。 (五葉之巻 第14帖)

どんな食べ物でも神に供えてから食べると身魂が育つぞ。今の半分で足りるのじゃよ。これが民の頂き方なのじゃよ。(上つ巻 第17帖 )

腹八分が良いとしています。「今の半分で足りるのじゃよ」という表現から分かるように、現代人は食べ過ぎなのでしょう。今の半分くらいで、腹八分なのかもしれません。

実際、最近は小食をオススメする医師や専門家もとても多いです。

「二分を神に捧げる」という意識も大切なポイントです。

神人共食(しんじんきょうしょく)という言葉をご存じですか?

これは神様への感謝のお供えものとして捧げた料理を、神様と共に食すことで恩恵を授かるという意味を持っており、自然と日本文化の中にも取り込まれています。

例えば、お正月などのお祝いの席で使われる「両口箸」というものがあります。

「両口箸」

出典:flowermizuhiki.com

箸の両方の先端が同じ形をしており、両方とも使えるデザインになっています。

これは、一方は人が食べるため、もう一方は神様が食べるために使うもので、神様と一緒に食事をする「神人共食」の在り方が箸に込められているんですね。

「神に捧げる」「神さまと一緒に食事をする」という意識を持つことで、食事への姿勢が見直され、自然と小食を実践していけるかもしれません。

【3】一日二食のススメ

臣民一日に二度食べるのざぞ、朝は日の神様に供へてから頂けよ、夜は月の神様に捧げてから頂けよ、それが、まことの益人ぞ。(日月の巻 第25帖)

この文言を見ると、朝と夜の一日二食をオススメしているように解釈できます。

食べる時間帯はさておき、実際に近年「一日二食」「一日一食」を実践している人も多いです。体操の金メダリストの内村航平選手が一日一食だったことは有名な話です。

とはいえ、育ち盛りの子どもや、一日中身体を動かす仕事をしているような人は、無理に一日二食を実践する必要はないでしょう。

ちなみにお師匠さんは、一日三食しっかりと摂るタイプでした。エネルギー消費量が大きかったのだと思います。

私はデスクワーク中心なので、ほぼ一日二食でいけてます。臨機応変にカスタマイズしましょう。

【4】お腹が空いたら食べること

腹が減ったら食べるのじゃ。二分は神に捧げよ。民は八分で良いぞ。民が食べる分はちゃんと与えてあるぞ。貪るから足りなくなるのじゃ。腹減っておらんのに食べるのではないぞ。(風の巻 第1帖)

一日三食にこだわるがために、お腹が空いてないのに食べる人も多いでしょう。特に、朝起きて、お腹が空いてないけど、朝ごはんをパパっとかきこんで出勤・通学するようなパターンは多そうです。

日月神示では、「お腹が空いたら食べること」を勧めています。

実は、お腹がグゥーグゥーなって空腹を感じることには、大きなメリットがあります。

空腹になることで、長寿遺伝子・若返り遺伝子と呼ばれる“サーチュイン遺伝子”のスイッチがオンになるんです。

するとミトコンドリアが増えるとともに、細胞内の異常なたんぱく質や古くなったミトコンドリアが除去されて新しく生まれ変わる「オートファジー(自食作用)」の仕組みが発動します。

空腹によってミトコンドリアが増え、新しくなり、細胞を若返らせるのです。

それに伴い、

・活性酸素の除去
・細胞の修復
・脂肪の燃焼
・シミやシワの防止
・動脈硬化や糖尿病の予防
・認知症、難聴の予防

などなど美容と健康にさまざまな好影響がもたらされると考えられています。

「空腹こそ最強のクスリ」と言う医師もいます。

お腹がグゥグゥと鳴ったときには「よし、ミトコンドリアが増えている!」「最高の美容法・健康法だ!」と、空腹を楽しむと良いでしょう。参考記事↓

【5】感謝の心で食べること

一二三の食べ方心得たら、今度は気分ゆるやかに嬉し嬉しで食べよ。天国の食べ方ぞ。(黄金の巻 第40帖)

嬉しの意味は『うれしい』『楽しい』『ありがたい』など。

一二三の食べ方(ひふみ祝詞を唱えながら四十七回噛む)ができたら…

・嬉しい
・楽しい
・感謝

といった心で食べることが大切だということ。それが天国の食べ方だということ。

例えば、

・今日もご飯が食べれて嬉しい。
・家族で一緒に食卓を囲めて嬉しい。
・仲間と一緒にご飯が食べれて楽しい。
・食べ物を育んでくれた天地自然に感謝。
・野菜や米を育ててくれた農家さんに感謝。
・運送や販売に携わってくれている人へ感謝。

などなど、いろいろとあります。

テレビを見ながら、スマホゲームをしながら、心ここにあらずで食べるのではなく、嬉し嬉しの心で丁寧に食事に向き合っていきましょう。

【+α】人により食べ物や食べ方は違う

食べ方ではありませんが、日月神示に次のような言葉があります。

人によって合う食べ物や食べ方は少しずつ違うのじゃ。その人の身体に合わないもの食べても何もならないぞ。かえって毒になるぞ。薬が毒となることもあると申してあるじゃろう。(夏の巻 第19帖)

日月神示では、食べ物・食べ方の相性には、人それぞれ違いがあることを述べています。健康のために良かれと思って取り入れたことが、逆に“毒”になってしまう危険性も指摘されています。

昨今、「●●が身体に良い」「●●は食べてはいけない」といった健康情報が世の中にあふれていますが、それを鵜呑みにせずに、自分の身体と相談しながら“あなたに最適な食べ物・食べ方”を模索することが大切でしょう。

身体に相談する上で、オーリングテストなどの筋肉反射テストがとても便利です。良かったら次の記事をチェックして実践してみてください。

まとめ~少しずつ日月神示の教えを実践しよう

まとめ~少しずつ日月神示の教えを実践しよう

以上、日月神示に学ぶ食事ということで、霊性と波動を上げ、身魂を磨いていくための食べ物・食べ方について解説してきました。

簡単にまとめます↓

日月神示に学ぶ食事まとめ

・日本人は基本的に肉食は厳禁。
・特に四ツ足動物を食べることは「共喰い」になる。
・米や雑穀などの穀類、豆類、野菜、海の海藻類を食べる。
・自分の住んでいる土地で採れる旬のものを食べる。
・牛乳や乳製品、卵は良質のものをほどほどに。
・魚介類は解釈が分かれる。適宜カスタマイズする。
・よく噛むことが大切。日月神示すでは47回。
・腹八分、二分は神様へ。小食にしていく。
・基本的には一日二食で良い。
・お腹が空いたら食べる。空腹は最高のクスリ。
・嬉しい・楽しい・感謝の心で食べる。
・人により理想の食べ物・食べ方は違う。
・自分に合ったやり方を見つけていこう。

肉食厳禁の重要度は、人間に近い順で【四つ足動物>鳥>魚】ですから、とりあえず「まずは牛・豚・馬などの四つ足動物の肉を食べない」ことからスタートすることをオススメします。

鳥や魚をOKとしていれば、あまり不自由は感じないはずです。四つ足動物を避けるだけでも、変化を実感できると思います。それができたら、次に鳥ですね。

魚や卵、乳製品、他の動物性食品については、あなたのライフスタイルに合わせてカスタマイズしていきましょう。

あなたにはあなたのお役目や天命ごとがあります。社会で果たしていく役割があります。そして、そこには必ず人の存在があります。

誰と生きていくのか?どんな関係を築いていくのか?そういったことも踏まえて、あなたにベストな食べ物・食べ方を見つけていきましょう。

もし、卵や牛乳などを飲食するなら、アニマルウェルフェアを実践している生産者から購入することをオススメします。

卵であれば、鶏を“ケージ飼い”ではなく“平飼い/放し飼い”で育てる「ケージフリー」のものを。牛乳であれば、乳牛を“つなぐ飼育”ではなく“放牧/つながない飼育”のものを。
さらには飼料の安全性にもこだわっている、心身共に健康的な動物のものを選びたいところです。

野菜も“無農薬”“無化学肥料”など、より上質なものを選択すると良さそうです。

買い物は投票です。あなたのより良い選択が、より良い循環を生み出し、しいては社会全体の波動を上げていくことに繋がるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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