トラウマの解放!?クリスタルボウルの副作用と好転反応について

クリスタルボウルの演奏を聴いたあと、身体が重くなったり、頭痛がしたり、一見すると悪い影響がでる人がいます。中には、トラウマが表層化されて不安になるなど、精神的なストレスを感じる人もいます。
癒やしの楽器として知られているクリスタルボウルなのに、なぜそのような影響が出てしまうのでしょうか?
改善に向かっている過程としての「好転反応」と捉えて良いのでしょうか?それとも「副作用」と捉えるべきなのでしょうか?他に原因があるのでしょうか?
ここでは、クリスタルボウルの副作用と好転反応についてご説明します。
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クリスタルボウルでどんな悪い影響がある?
クリスタルボウルと言えば、クリスタルボウルとは?チャクラ・波動調整やヒーリング効果が抜群?もご説明したように、
・リラクゼーション効果によって癒やされる
・オキシトシンという幸せホルモンの分泌量が増えて幸福感に包まれる
などの効果があり、癒やしの楽器として知られています。
そんなクリスタルボウルですが、次のような悪い影響が出てしまうケースもよく見られます。
肉体面でよく起こる症状
・頭が痛くなる
・身体がだるくなる
・乗り物酔いのような感じになる
・目まいや耳鳴りがする
・ゲップが止まらなくなる
精神面でよく起こる症状
・過去の悪い記憶(トラウマ)が蘇ってきて不安・不快になる
・恐怖心や疑心暗鬼になったり心が不安定になる
・過去のイヤな体験が夢に出てくる
特に、まずは肉体面に出やすく、頭痛や身体のだるさを感じるケースが多いようです。
悪い影響はクリスタルボウルの好転反応なのか?副作用なのか?
上記でお伝えした悪い影響について、「好転反応と捉えて良いのかどうか?」「副作用では?止めた方がいいかも・・・」とお悩みの方も多いようです。
まず簡単に言葉の定義ですが・・・
好転反応であれば、それは改善に向かう一過程であり、デトックス(毒出し)されているので良いことと捉えることができます。一方で副作用だった場合、身体に合わないことによる拒否反応なので、使用し続けることで症状がどんどん悪化することになります。
クリスタルボウルの悪い影響は、好転反応なのか?副作用なのか?どっちなのでしょうか?
まず、言葉の定義からすると、副作用というのはあり得ないです。なぜなら「副作用」は医薬品の使用に関する言葉ですので、クリスタルボウルでは当てはまらないからです。
ただ、悪い影響の一部を副作用的なものと考えた場合、「副作用的な反応であるパターン」「好転反応であるパターン」の両方ともあるようです。
それぞれのパターンについて、もう少し詳しく解説していきます。
【クリスタルボウル】副作用的な反応であるパターンの原因や対処法
原因として考えられるのは、
・クリスタルボウルとの距離が近すぎること
・インプラントなど金属の詰め物を取り付けていること
・精神的に不安定な状態であること
などが挙げられます。
特に、リアルの演奏会などで、クリスタルボウルとの距離が近い状態で、ガンガンと鳴らしすぎるような演奏の時に出やすいです。少なくとも1m以上の距離を空けることが大切ですし、「うるさい!」と感じる音量はよくありません。
金属の詰め物がある場合にも、音の振動が金属に響いて、副作用的な反応がでることもあります。
また、クリスタルボウルの音は精神的に深いところへも届くので、精神的に不安定なときは聴かない方が良いとされています。
もし、副作用的な反応が起こった場合は、まずは音を聴くことをやめましょう。会場での演奏中だと「進行の邪魔をしたら申し訳ない・・・」と思うかもしれませんが、症状が悪化することの方がよっぽど大きな問題です。早めに退散することをオススメします。
よく身体を温めるようにし、衣服を緩めてリラックスし、静かな環境でゆっくりと過ごしましょう。だんだんと症状が和らいでくるはずです。どうにも辛いときには、薬を飲んだり、医師などの専門家に診察してもらうことも検討しましょう。
【クリスタルボウル】好転反応が起こるのはなぜ?事例とその考察。
クリスタルボウルでなぜ好転反応が起こるのか?
クリスタルボウルの音は倍音も多く、細胞にぐわんぐわん響き、とても深いレベルのヒーリング効果があります。その影響で、これまで滞っていたエネルギーが動き出すために、一時的な好転反応が起こったりします。
わかりやすいイメージとしては「肩こり」です。
デスクワークの人に多い傾向にありますが、、最初のうちは「肩が痛いな~」と思っていても、その状態が慢性化してくると、肩こりの症状が悪化しすぎて痛みを痛みとして認識できなくなってきます。これがとっても不健康な状態であることは分かっていただけるでしょう。
そんな人が鍼灸やマッサージにいくと、施術後にすごくだるさを感じたり、しばらく痛みが引かなかったりします。これは、今まで肩こりがひどすぎて痛みを痛みとして認識できなかったのが、身体が緩んで機能が正常化してきたために、痛みとして認識できるようになったということ。回復に向かっているということなのです。
そして、反応が収まったときには、以前よりも心身の調子が良くなっていることを感じる人が多いです。
これが好転反応と呼ばれるもので、クリスタルボウルを聴くことによる悪い影響も、好転反応である可能性が十分にあるのです。好転反応は身体のコリや滞りだけではなく、心のコリや滞りにもでてきます。次のような事例があったのでご紹介します。
クリスタルボウルの好転反応と思われる事例と考察
夫婦問題で長年にわたり悩んでいた女性がおりまして、心療内科に行くほどではなかったのですが、誰にも相談できず精神的に不安定になっていました。
そんな時に友人に勧められて、クリスタルボウルの演奏会に参加したり、クリスタルボウルのCDを購入して毎日のように聴いていたそうです。
その影響なのでしょう。しばらくすると、寝つきがとても良くなったり、ネガティブなことも考えなくなり、不思議なくらい精神的に楽になったとのこと。しかし、睡眠中に、旦那さんとケンカする夢を見るようになり、気分の悪い目覚めが続くようになったのだとか・・・。
時期的に、クリスタルボウルを聴き始めた影響であることは明白だったので、これが良いことなのか?悪いことなのか?不安に感じているということでした。
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そんな事例なのですが、これはトラウマが解消される過程における好転反応だと考えられます。
クリスタルボウルの影響で精神的には安定し、顕在意識レベルではネガティブなことを考えなくなりました。しかし、心の深い部分である潜在意識レベルでは、イヤな過去を消し去ったわけではなく、状況改善のために戦っているのでしょう。夢は潜在意識の表れなのです。
以前と違うことは精神的に安定したこと。精神的に安定しているからこそ、具体的にどうするか?という対策も落ち着いて考えることができますし、旦那さんに対しても冷静な対応ができるようになると思います。
相手を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。夫婦関係も以前とは違ったものになってくるのではないでしょうか?
潜在的にあった不安もだんだんと解消されたのか、その女性はその後、旦那さんとケンカする夢は見なくなったそうです。夫婦関係が改善されたのかどうかは不明ですが・・・。
このようなクリスタルボウルの好転反応と思われる事例は、肉体面においても、精神面においてもたくさんあります。
音楽とトラウマ解消については、ソルフェジオ周波数の396Hzもとても有名です。「癒しの周波数」とも呼ばれており、罪の意識、トラウマ、恐怖心、不安の感情を緩和させるといわれ、ヒーリングの現場などでもよく使用されている周波数です。
クリスタルボウルにも396Hzの音階がたくさん含まれているのかもしれません。
ソルフェジオ周波数の396Hzについては次の記事で解説しています。動画セラピーもありますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
クリスタルボウルは自分のペースで気持ち良く聴きましょう!
以上、クリスタルボウルの副作用と好転反応についてお話しさせていただきました。
クリスタルボウルのエネルギーはとてもパワフルですので、私たちの心にも身体にも強く影響します。リラクゼーション効果やヒーリング効果による「癒やし」を感じる人が多いですが、一方で、頭痛やだるさ、精神的な不安定さなどを感じる人も少なからずいるようです。
そんな悪い影響について、副作用的な反応なのか?好転反応なのか?悩まれるかもしれませんが、そんなに難しく考える必要はないかなと思っています。
大事なことは、気持ちの良い範囲でマイペースに継続すること。鍼灸でもマッサージでも、毎日のように頑張って通うものではなく、1週間に1回、隔週に1回のペースなど定期的に通うことがオススメされています。
それと同様に、クリスタルボウルも頑張って聴くものではありません。
頭痛やだるさなどの反応は好転反応である可能性がありますから、ある程度は許容し、本当にしんどい時には距離を置くという形で、ご自身のペースで聴いていただけたらと思います。
もし、クリスタルボウルとの相性があまり良くないと感じた場合、他にもヒーリング効果のある音楽や波動の高い音楽はありますので、そちらを検討するのも良いかもしれません。