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神棚と仏壇を同じ部屋に~位置関係の禁忌(タブー)や注意点~

神棚と仏壇を同じ部屋に~位置関係の禁忌(タブー)や注意点~

「神棚(神)と仏壇(仏)を同じ部屋にお祀りしても大丈夫?」

「同じ部屋にするとき、どんな位置や方角にしたら良い?」

「禁忌(タブー)な位置関係はある?」

などなど、ご自宅に神棚と仏壇とがある場合、このような疑問をお持ちの方も多いでしょう。

昔ながらの日本家屋にお住まいであれば「神棚は居間」「仏壇は仏間」のように、お祀りする部屋を別々にできますが、近年の住宅事情ではなかなかそうもいきません。

この記事では、神棚と仏壇の基本的なこと「お祀りする場所」「位置」「方角」などをお伝えしつつ、同じ部屋にせざるを得ない場合に「どのような位置関係にしたら良いのか?禁忌(タブー)や注意点はあるのか?」を詳しく解説していきます。

まず確認したい!神棚と仏壇の違いを知ろう

まず確認したい!神棚と仏壇の違いを知ろう

まず最初に、神棚と仏壇についての基本的な知識を確認していきましょう。

神棚とは?「神棚=神様を祀る場所」です

神棚は自宅用の神社です。

神社のお宮を模して作られた「宮形(みやがた)」を用意し、その中に神宮大麻(伊勢神宮のお札)や、地域の氏神様のお札、崇拝神社のお札を祀ります。

日本では古来より自然に対する信仰が行われていました。山、川、森、木、水、海、岩など、あらゆるものに霊性や神性が宿ると考えられていました。

特に、

・山・・・神奈備(かんなび)
・巨岩・・・磐座(いわくら)
・巨木・・・神籬(ひもろぎ)

などの自然物を神の降臨地とし、お祀りをしてきました。

今でも、神社にあるご神木や磐座(いわくら)に、しめ縄がかけてあるのをよく見かけるのではないでしょうか。このような自然信仰を目に見える形にしたのが神社であり、毎日家で礼拝できるようにしたのが神棚だと言えます。

今では「神様への日頃の感謝の気持ちを表し、家族の繁栄や厄除けを願う」という意味合いで神棚を安置している人が多いでしょう。

神社の深い意味については、次の記事で書いていますので良かったらチェックしてください。

仏壇とは?「仏壇=ご本尊とご先祖様を祀る場所」です

仏壇には、信仰の中心となる「ご本尊」と、ご先祖様の位牌をお祀りします。ご本尊の種類は「仏像」や、仏さまの姿か曼荼羅を描いた「掛け軸」が多いようですが、信仰する宗派によって異なります。

仏壇は、いわば「家の中の小さなお寺」です。

「仏壇の中心存在であり最上位にある本尊をお祀りすること」が本来の仏壇の役割です。

しかし、現代においては意味合いに変化がみられ、「ご先祖様に敬意や感謝を表し、亡くなった家族を供養すること」が仏壇の役割である、と捉えている方が増えています。そのため、故人そのものである位牌も仏壇に安置するようになりました。

神棚と仏壇を同じ部屋に安置しても問題はない?

「神棚と仏壇を同じ部屋に安置したら良くないのでは?」「神様と仏様がケンカしてしまうのでは?」と思われるかもしれませんが、特に問題はありません。

日本の神道は「多神教」ですから、好きな神様がたくさんいれば、好きなだけお祀りしてかまいません。他の神様や仏様と一緒に祀っても差支えはありません。

明治以前は「神仏習合」であり、神社と寺は同一のものだったことからも問題が無いことが判ります。

もともと日本人は古くから神と仏の両方を信仰してきた民族であり、神仏がともにあることは、ごくごく自然なことなのです。

神棚の基本配置~神棚を安置する場所&方角や向き

神棚の基本配置~神棚を安置する場所&方角や向き

神棚を安置する場所の選び方5つのポイント

神棚を安置する場所を選ぶときには、次のポイントを満たせる場所かどうかを意識しましょう。

1.明るい場所
2.清らかな場所
3.家族みんなが集まりやすい場所
4.神様が落ち着ける場所
5.基本的には目線よりも高い位置に

太陽の光がよく差し込む明るい部屋が良いでしょう。

トイレや洗面所などの水廻りはケガレを流す場所ですから、神棚の置き場所として不向きです。人の出入りがある扉の上や玄関、家族が集まらないプライベートな寝室や子供部屋も避けましょう。

また、人が神様を見下ろしたり神様の上を歩くのは、失礼であり恐れ多いことです。そのため建物が平屋でない場合は「最上階」に安置するのが望ましいですが、現代の住宅事情では難しいケースが多いでしょう。

その場合は、神棚の上の天井に「雲」の飾りを貼ったり、「雲板」を使うことで解消させるのが一般的です。「これより上が天である」と見立てて「神様、これでどうぞお許しください」という心情を表す、という考えです。

神棚の理想の置き場所については、次の記事で詳しく解説しています。

「雲」の詳しい意味や貼り方のポイント等は、次の記事をご確認ください。

神棚の向きは「南向き」か「東向き」が基本です!

神棚を祀るのに適した向きは、基本的には「南向き(部屋の北側に設置)」か「東向き(部屋の西側に設置)」です。

南は、太陽の光が一番よくあたる方角であり「明るさの象徴」
東は、一日が始まる方角であり「勢いの象徴」

とされています。

「北向き」「西向き」でも構いませんし、罰当たりということもありませんが、基本的には「南向き」か「東向き」がベストな選択でしょう。風水的に吉とされる向きや方角について、次の記事でより詳しく解説しています。

仏壇の基本配置~仏壇を安置する場所&方角や向き

仏壇の基本配置~仏壇を安置する場所&方角や向き

仏壇を安置する場所の選び方

仏壇を安置する場所の選び方の条件は、神棚の置き場所とそう変わりはありません。

・明るく清らかな場所
・家族みんながお参りしやすい場所
・仏様が落ち着ける場所

などが基本になります。

仏壇用の和室「仏間」があれば、仏間に置くのが一番ですが、「絶対にその部屋にしなさい」という決まりはありません。

神棚と同様に「トイレの近く」「ドタバタと落ち着かない廊下」「家族があまり使用しない部屋」「プライベートな空間」などは避けましょう。

ちなみに、古くから仏壇を置く部屋には2つの考え方があります。

①「仏壇=ご本尊」の意味合いが強いケース主に真宗の家に多く見られますが、「仏壇=ご本尊(阿弥陀如来)を祀る場所」としての意味が大きいため、家の中で一番立派な部屋に安置します。檀家の方々が当番の家に集まって「聞法会」「報恩講」などを行うこともあり、客人をお招きできるような立派な部屋を選ぶのです。
②「仏壇=ご先祖」の意味合いが強いケース他の宗派では、「仏壇=ご先祖を祀る場所」という意味合いが強いため、「ご先祖様と家族みんなが一緒になれる場所」「ご先祖様が家族を見守れる場所」ということで、仏間がなければ居間やリビングなどに安置することが多いです。

ご自身の宗派がどちらのケースなのかも考慮した上で、より良い安置場所を選んでください。

諸説あり?仏壇の方角や向きの4つの基本パターン

「仏様は十方(じっぽう)全てにおられる」という仏教の教えがあり、仏壇の向きはどの方角にしても良いと考えられています。ただ、仏壇の向きについては諸説あり、宗派によっても異なりますので、中でも基本とされるパターンをご紹介します。

①南面北座説(なんめんほくざせつ)

「仏壇の背を北、正面を南向き」に置くのが良いとする説です。古来より中国において「位の高い人物は南を向いて座る」という慣習に由来します。釈迦も南向きに座って説法をしていたそうで、南向きが良いと考えられています。
この配置であれば、直射日光が当たることはありませんし、風通しも良くなるというメリットがあります。

②西方浄土説(さいほうじょうどせつ)

「仏壇の背を西、正面を東向き」に置くのが良いとする説です。仏様のいる極楽浄土は西にあるという教えがあり、極楽浄土に向かって礼拝をすることができます。
また、日の出の方角である東は「立身出世の象徴」とされ、「主(あるじ)は東向きに座るのが良い」というインドの慣習が由来ともいわれています。

③本山中心説(ほんざんちゅうしんせつ)

仏壇を「宗派の総本山がある方角」に置くのが良いとする説です。仏壇を拝む時は総本山の方を向くことになり、仏壇を通して総本山に手を合わせることができます。お住まいの地域や部屋によって、仏壇の位置や向きが変わるのが特徴です。

④春夏秋冬説(しゅんかしゅうとうせつ)

「東西南北の方角」と「四季の特徴」と結びつけた考え方で、仏壇を置く方角や向きにこだわる必要がないとする説です。

東向き 万物のはじまり
南向き 成熟し実を結ぶ
西向き 秋収 収穫の時期
北向き 万物を収める

このように春夏秋冬はすべて大切で優劣をつけられないのと同様に、仏壇の方角にも差異はないという考え方です。

【神棚と仏壇が同じ部屋】位置関係における3つの注意点や禁忌(タブー)とは?

【神棚と仏壇が同じ部屋】位置関係における3つの注意点や禁忌(タブー)とは?

神棚と仏壇を同じ部屋に安置することに問題はありませんが、注意点や禁忌(タブー)とされる位置関係があるので注意しましょう。

1.向かい合わせにしないこと

神棚と仏壇とを向かい合わせに置く「対立祀り」は、「家相的に凶」とされています。どちらかにお参りするときに、もう一方にお尻を向けてしまうため失礼にあたります。向かい合わせでの設置は避けましょう。

2.上下に配置しないこと

神棚は目線よりも高い位置が基本。上下に配置した場合、神棚の下に仏壇を安置することになるでしょう。しかしそれでは、神様が仏様を踏んでしまうことになります。
また、お参りするときに、どちらに手を合わせているのか分かりにくいという欠点もあります。

住宅事情により同じ位置に設置せざるを得ない場合、神棚と仏壇が完全な上下とならないよう、中心をずらして安置するのが望ましいです。そして「神棚には立ってお参り」「仏壇には正座でお参り」のように、どちらにお参りしているのか明確に分かるようにしましょう。

ちなみに、これは同じ部屋のケースだけでなく、二階建ての1階と2階の上下でも同様のことが言えます。

3.神棚を中心にする意識で

神様と仏様のどちらが上位ということもありませんが、「神棚の方をより部屋の中心に近い場所にすること」「より“陽”となる場所に設置すること」が望ましいとされています。具体的には「太陽の光をたくさん感じられる場所」とか「人の視界によく入る位置」というイメージです。

まとめ~神様・仏様への気持ちを大切に、最適な位置に安置しましょう

以上、神棚と仏壇についての基本的な知識として、

・神棚と仏壇の違い
・神棚の役割、仏壇の役割
・それぞれの安置場所の選び方の条件
・基本的な位置・方角のポイント

などをお伝えしつつ、同じ部屋に安置する場合に「どのような位置関係にしたら良いのか?注意点や禁忌(タブー)はあるのか?」を詳しくお伝えしました。

最終的に言えることとしては、神棚や仏壇の位置や方角にこだわり過ぎるよりも、毎日のお参りのしやすさを考えることをオススメします。

一番大切なことは、神様や仏様、ご先祖様への感謝や敬う気持ちであり、心を込めて日々丁寧にお参りすることです。

禁忌(タブー)なポイントは最低限クリアしつつ、あとはお住まいの環境に合わせて、より良い位置にカスタマイズしていただけたらと思います。

神棚の正しい祀り方や作法について、次の記事でより詳しく解説しています。神棚に関するほとんどの疑問を解消できるでしょう。

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