好きなこと・得意なことの違い~仕事で儲かるのは得意なことですが、使命やミッションとしての働き方を追求しましょう

近年、「好きなことで生きていく」という言葉がもてはやされる一方で、「好きなことを仕事にするのは無理」「得意なことを仕事にすべき」という意見もよく見聞きします。

「好きなこと」と「得意なこと」は、どちらを仕事にするのがベストなのでしょうか。

結論をいえば、仕事という観点で捉えた場合…

仕事で儲かるのは得意なことなのは明らか

なのですが、好きと得意を完全に切り分けてしまうのも味気がないものです。

人によっては“好きの要素”がないことに苦しみを感じることも。

理想をいえば…

「好きなこと×得意なこと」のかけ算

がベストな働き方ですし、さらには「仕事が使命やミッションとなるようバージョンアップさせる」とビジネスが圧倒的に加速しやすくなります。

今回は、「好きなこと・得意なこと・仕事」をテーマとして、

・好きなこと、得意なことの意味や違いとは?
・仕事にすべきなのはどっちなのか?
・仕事で儲かるのは「得意なこと」である理由
・好き×得意のかけ算を仕事にできるのか?
・「好きが得意に」「得意が好きに」昇華するパターン
・好き×得意をさらにバージョンアップさせる方法

などなど、徹底的に掘り下げて解説していきます。

最後まで記事をお読みいただき、ぜひあなたにとっての理想的な働き方のヒントを手に入れてください。

好きなことの意味とは

好きなことの意味とは

まず最初に、好きなことの意味について知っておきましょう。

ここでは「好き」の意味に加えて、それに近い「趣味」の意味を調べてみました(goo国語辞書参照)。それぞれ複数の意味がありますが、本記事の趣旨に合ったもののみピックアップしています。

好き…心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。「好きな人」「好きな道に進む」⇔嫌い。

趣味…仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。「趣味は読書です」「趣味と実益を兼ねる」「多趣味」

このような「好き」「趣味」の意味から

好きなこととは、心が惹かれ(興味関心があり)氣にいっており、何より楽しめることである。

と定義しても良いでしょう。

「誰かに感謝されるから」「誰かに褒められるから」とか、他者との関わりや評価は関係ありません。

あくまで自分自身が価値を感じるものであり、情熱を持って取り組めることが好きなことなのです。

得意なことの意味とは

得意なことの意味とは

次は得意なことについてです。
こちらも複数の意味がありますが、本記事の趣旨に合ったもののみピックアップしています。

得意…最も手なれていて自信があり、じょうずであること。また、そのさま。得手(えて)。「得意な競技種目」「得意中の得意」

得意なことは、ある意味「才能」だといえます。

得意なことは苦なくできます。
他の人よりも上手くできます。
自然とできてしまいます。

得意なことは当たり前のように出来てしまうので、それが才能であると自分では気づかないことが多いです。「他の人と比べて」「他の人にスゴいと言われて」才能に気づくケースもよくあるパターンです。

得意なことをしているとき、当たり前のように出来てしまうので、他の人に比べて時間やエネルギーがあまりかかりません。

周りと比較して上手に出来るので、他者からその作業を求められることも多いです。

好きなこと・得意なことを比較!明確な違いは「他者」との関係性

これまでの説明から、好きなこと・得意なことのポイントをまとめました。

好きなことのポイント
・心が惹かれる
・興味関心がある
・氣にいっている
・楽しめる
・自分が価値を感じる
・情熱を持って取り組める
得意なことのポイント
・苦なくできる
・他の人よりも上手くできる
・自然とできてしまう
・当たり前のようにできる
・時間やエネルギーがかからない
(周りの人と比べて)

好きなこと・得意なことの明確な違いは、好きなことは「自分が好き」というあくまで自分の世界のことですが、得意なことは他者との比較や関わりの中で際立つもの、だといえるでしょう。

仕事で儲かるのは得意なことなのは明らかです

仕事で儲かるのは得意なことなのは明らかです

「好きなことと得意なことはどちらを仕事にするべきか?」

と問われたなら、

仕事選びにおいて一番に重要なのは間違いなく得意なことである

と伝えるでしょう。

なぜなら【人のお役に立ち、その対価としてお金をいただくのが仕事】であって、得意なことは人の役に立つことができるからです。

得意なことは他の人に比べて上手に出来るのですから、人のお役に立てるのは当然でしょう。

それに比べて、好きなことは「その人にとって好きなだけ」であって、人の役に立てるかどうかは分かりません。

人に価値提供できるほどの腕前でないことも多いし、そもそも需要がないパターンもあるあるなのです。

仕事で稼ぐためには、お客さんへの価値提供は必須です。
お客さんが求める商品やサービスを生み出し、いただいたお金以上の価値を提供することで商売が成り立ちます。

・得意なこと→確実に価値提供できる。
・好きなこと→価値提供できるか不明。

お客さんの立場で考えたら、「得意な人にお願いしたい」と思うのが自然なのです。

このことは次の記事の「好きなことを仕事にするデメリット」でも解説しています。良かったら合わせてチェックしてください。

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「好きなこと」と「得意なこと」の掛け算がベストチョイス

「好きなこと」と「得意なこと」の掛け算がベストチョイス

では、「好きなこと」ではなく「得意なこと」を仕事に選んだら良いのか?といえば、そう単純に言い切れるものではありません。

「得意なこと」だからといって、特に好きでもない仕事を10年・20年とやり続けることは、人によってはとても苦しい道のりだと思います。

人生を豊かにするためには「好き」という要素も不可欠でしょう。

「好きなこと」か「得意なこと」かどっち?と切り分けて考えることがそもそもの間違いなのです。

ですので、「好きなこと」と「得意なこと」が融合することを仕事に選ぶことが理想的で、それが一番の価値提供になるはずです。

「そんな都合の良い仕事なんてない!」という声が聞こえてきそうですが、なければ作ったら良いだけ。「好きなこと×得意なこと」のかけ算で、需要があって自分にできそうなことをビジネスにすれば良いのです。

今の時代、インフラが整っているので、インターネットのツールを使えば誰でも簡単にビジネスを始めることができるでしょう。

また、次のようなパターンで「好きなこと×得意なこと×仕事」が実現することもあります。

「得意なこと」が「好きなこと」に昇華するかも

得意なことが、いつの間にか好きなことになっていたというパターンはよくあります。

例えば、あなたは人に教えることが好きじゃないけど、とても論理的思考で人に分かりやすく伝えるのは得意。人から「教えて~」と頼まれ、めんどくさいな~と思いつつも教えてあげて、みんなに「ありがとう!」と感謝される日々。

ありがとうの言葉が嬉しくて、「もっと分かりやすく教えるどうしたら良いか」と日々考え工夫するようになる。気づいたら教えるのが大好きになって、予備校の講師になってしまった。

このようなイメージです。

次の記事では、ライスワーク(お金のための仕事)だと思っていた今の仕事が、意識の変化や工夫によってライフワーク(天職、生きがい)になる、という解説をしています。良かったら参考にしてください。

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「好きなこと」が「得意なこと」に昇華するかも

逆に、「好きなこと」が「得意なこと」に昇華するパターンも存在します。

例えば、あなたは主婦で料理が大好き。料理番組や料理本を片手に、家族のために毎日工夫しながら料理を楽しんでいたとします。

はじめは趣味レベルの腕前でしたが、継続するうちにだんだんとレベルアップ。あるときSNSの投稿が出版社の目に留まり、料理本を出版する運びに。いつしか料理の腕前が認知され、ママ向けの料理教室も開くことになり、大好きな料理が仕事として成り立つようになった。

このようなイメージです。

好きなことだからこそ努力し継続することができるので、いつしか人から求められるほど「得意なこと」に昇華するパターンです。

好きなことで生きていくことについては、次の記事でも解説しています。

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「好きなこと×得意なこと」をさらにバージョンアップさせる方法

「好きなこと×得意なこと」をさらにバージョンアップさせる方法

「好きなこと×得意なこと」を仕事にできたら、それはとても幸せな働き方だと言えますが、もう1つの視点を加えることでさらにバージョンアップさせることができます。

それは「なぜやるのか?」「何のためにやるのか?」という視点です。
仕事の目的理念の部分ですね。

この部分の重要性については、サイモン・シネック氏によるゴールデンサークル理論が参考になります。

サイモン・シネック氏によるゴールデンサークル理論

「WHY(なぜ)」「HOW(どうやって)」「WHAT(何を)」の順番で円が構成され、「WHY」から伝えることで多くの人の共感を得ることができる、というもの。

人は何を(WHAT)ではなく、なぜ(WHY)に心を動かされるのです。

「WHY」・・・なぜそうするのか(信念、目的、何のためするのか)
「HOW」・・・どうやって(商品やサービスの説明、方法、理論)
「WHAT」・・・何をするのか(商品、サービス)

仕事ではどうしてもHOWやWHATばかりに目が行きがちですが、WHYをしっかりと定めることで強力なブランディングになりビジネスが加速しやすくなるでしょう。

ぜひ、あなたもWHYの部分を作り上げてみて下さい。
あなたの仕事に魂を宿らせることができます。

サイモン・シネック氏によるゴールデンサークル理論については、次のTEDの動画で確認できます。

まとめ

以上、「好きなこと・得意なこと・仕事」をテーマにお話しさせていただきました。

最後に箇条書きで要点をまとめます。

この記事の要点まとめ

・好きなことは、心が惹かれること。氣にいってること。何より楽しめること。情熱を持って取り組めること。あくまで自分自身が価値を感じるもの。
・得意なことは、他の人よりも上手くできること。苦なく自然とできてしまうこと。当たり前のようにできること。時間やエネルギーがかからない。才能。
・好きなことは自分の世界のことで、得意なことは他者との比較や関わりの中で際立つもの。
・仕事選びにおいて一番に重要なのは得意なことである。
・人のお役に立ち、その対価としてお金をいただくのが仕事。得意なことは人の役に立つことができる。
・「好きなこと」と「得意なこと」が融合することを仕事に選ぶことが理想的。
・今の時代、ネットツールを使えば誰でも簡単にビジネスを始めることができる。
・得意なことが好きなことに昇華するパターン、好きなことが得意なことに昇華するパターンもある。
・人は何を(WHAT)ではなく、なぜ(WHY)に心を動かされる。
・なぜ(WHY)を定めることで強力なブランディングになりビジネスが加速する。

理想的な働き方は【好きなこと×得意なことのかけ算】に「なぜやるのか?(WHY)」の視点をプラスすること。ライフワーク、さらには使命やミッションとして取り組むことができるでしょう。

好きなこと・得意なことの違い~仕事で儲かるのは得意なことですが、使命やミッションとしての働き方を追求しましょう
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