苦手なことを克服するより得意なことを伸ばすべき理由4つ【社会人向け】
世の中には「苦手なことを克服すること」を美とする考え方もあれば、「得意なことを伸ばすべき」という考え方もあり…
「この2つのどちらの考え方を採用した方が良いのか?」という点で悩まれる人も多いようです。
私はアラフォーの社会人であり、経営者でもありますが、こと社会人においては
苦手なことを克服するより得意なことを伸ばすべき
というのが正しい回答であり、お互いの苦手を補い合い、得意なことを活かすのが社会人の在り方だと考えています。
この記事では、「なぜ苦手なことを克服するよりも、得意なことを伸ばした方が良いのか?」その理由について詳しく解説していきます。
ただ、子どもの頃であれば苦手なことを克服する意識も大切ですし、社会人であっても、苦手なことに向き合い挑戦するメリットもあります。
そのあたりのこともお話していきます。
目次
苦手なことを克服するより得意なことを伸ばすべき4つの理由
ズバリ!4つの理由は以下の通りです。
②得意なことはストレスなくできるから
③自分の苦手なことは誰かの得意なことだから
④学校と社会では参加している競技が違うから
それぞれ詳しく解説していきます。
①得意なことは価値提供できるから
別の記事でも解説していますが、得意なことは次のように定義できます。
(他の人よりも)
・手慣れていること。
・自信をもってできること。
・上手にできること。
・苦なく普通にできること。
・自然と当たり前のようにできること。
・時間やエネルギーがかからないこと。
見て分かるように、得意なことであれば、他の人よりもクオリティーの高い仕事をよりスピーディにこなすことができます。
つまり、人さまのお役に立つことができる。価値提供ができるのです。
逆に苦手なことを克服しても、並レベルにしかならない可能性が高いです。並レベルであれば価値提供のレベルも並レベルにしかなりません。
②得意なことはストレスなくできるから
得意なことは苦なくできます。
自然と当たり前のようにできます。
得意なことはムダに時間がかかりません。
エネルギー消費も最小限に抑えることができます。
得意なことであれば精神的にも肉体的にも、ストレスなく作業できるのです。
これは社会人にとっては大きなメリットではないでしょうか?
仕事の上達も早いし、昇給・昇進のスピードも早まるかもしれません。
独立されている方であれば、得意なことを選択すれば、早く大きな収益を得られるようになるでしょう。
逆に、苦手なことを克服しようとすると、どうしてもストレスがかかるものです。
仕事等で強制的に苦手なことに取り組む状況になった場合、ストレスでつぶれてしまう人もいるかもしれません。
※得意なことであっても、「好き」という要素がないとツラくなる人もいます。理想は「得意なことと好きなことの掛け算」であり、さらに目的や理念も定まるとバッチリでしょう。オススメ関連記事↓
③自分の苦手なことは誰かの得意なことだから
当たり前なことではありますが、「得意なこと」と「苦手なこと」は人それぞれ異なるものです。
あなたが苦手だと思うことは、他の誰かにとっての得意なことだったりします。
例えば、私はWEB制作やブログ運営等の仕事をしていますが、WEBデザイン関連のことは正直苦手です。
デザインは細かく繊細な作業が多く、わりと大雑把な性格の私としては、やってるだけでストレスフルになってしまうのです。なによりおそらくセンスがない(汗)
でも、私が四苦八苦しながら丸一日かかってしまうような作業を、WEBデザインが得意な人は朝飯前でやってのけたりします。
単純に私の日給が1万円だったとして、私の感覚では「丸一日かかるし1万円くらいが妥当だろう」と思って見積りをとってみると、「2,000円でやりますよ~」なんてこともよくあります。
その人にとっては朝飯前の小一時間でできてしまう作業であり、WEBデザインに対しての感覚や価値基準が全然違うのです。
④学校と社会では参加している競技が違うから
「苦手なことを克服する」という考え方は、「苦手教科の点数を伸ばす」という考え方に近いものがあります。
私たちの学生時代には、中間テスト・期末テストのような定期的な試験が課されていて、近い未来には受験が待ち構えていました。
そして、各教科のトータルの点数を高めることが求められており、得意なことを伸ばすことよりも、苦手なことを克服する方が効率良くトータルの点数を伸ばすことができたのです。
例えば、次のような点数だったらどうでしょうか?
国語 | 85点/100点 |
算数 | 95点/100点 |
理科 | 90点/100点 |
社会 | 50点/100点 |
英語 | 70点/100点 |
合計 | 390点/500点 |
得意教科である算数や理科の勉強を頑張っても、トータルの点数は大きく伸びることはありません。逆に、苦手教科である社会や理科を勉強した方が、点数の伸びしろが【大】だと考えるわけです。
そのため、「苦手を克服しよう」という考え方は、学校の勉強という視点ではとても理にかなっていたのです。
しかし、社会人になると、このルールは適用されません。
100点満点という枠がなくなり、1000点でも10000点でも取れるようになったからです。
学生時代は苦手な社会を克服して、50点から80点に伸ばすことには大きな価値がありましたが、社会では80点では誰も見向きしません。1000点や10000点を取る人に仕事が振られるのです。
だからこそ社会人であれば、苦手なことを克服するよりも得意なことを伸ばして1000点や10000点を狙った方が良いと言えるわけです。
お互いの苦手を補い合い、得意なことを活かすのが社会人の在り方
ここまで、苦手なことを克服するより得意なことを伸ばすべき理由について解説してきました。
①得意なことは価値提供できるから
②得意なことはストレスなくできるから
③自分の苦手なことは誰かの得意なことだから
④学校と社会では参加している競技が違うから
ということでした。
学校のテストでは1つの教科で100点が限界でしたが、社会では点数に限界はありません。才能と努力次第で1000点にでも10000点にでも、いくらでも伸ばすことが出来ます。
苦手なことを克服しても、正直そこまでの伸びしろは期待できないでしょう。
その点、得意というのは才能ですから、10000点以上に価値を高めることも可能だと考えられます。
人は誰しも、得意なこともあれば、苦手なこともあります。
あなたが苦手なことは、誰かの得意なことです。
誰かの苦手なことは、あなたの得意なことです。
だから私たちは、お互いの得意なことを活かして、お互いの苦手なことを補い合うことができるのです。
苦手なことを克服して50点を80点にするよりも…、
苦手なことはそれが得意な誰かに任せ、
得意なことを伸ばして1000点、10000点にする方が、圧倒的に社会のためになると思いませんか?
みんながみんな自分の得意なことを10000点まで昇華させて、お互いに協力し合えば、とんでもない相乗効果が生まれて素晴らしい結果を生むことができるのではないでしょうか。
そして、何よりもストレスフリーで楽しく生きていけるはずです。
得意なことを仕事にする方法は次の記事で解説しています。合わせてチェックしてください。
子どもの頃は「苦手なことを克服する」意識も大切です
ただ、子どもの頃の「苦手なこと」は、大人の「苦手なこと」とは異なる面もあります。
というのも、子どもの頃は、ちょっとしたイヤなことが原因で、「苦手なこと」としてインプットしてしまうことがあるからです。いわゆる、単なる苦手意識というもの。
例えば、うちには小学校の子どもがいるのですが、昔、縄跳びがぜんぜん飛べなくて悩んでいた時期があります。
「友達は上手に飛べてるけど、わたしは上手に飛べない」と、早々に苦手意識がついてしまい、練習を拒否するようになったのです。
でも実のところ、その友達には上の兄弟がいて、前々から縄跳びの練習をしていたという裏話があります。それにひきかえ、うちの子どもは縄跳びを始めたばかり。経験値の差がモロに出てしまっていただけでした。
その後、「頑張ればいつかは必ずできる!」と励ましながら縄跳び練習を一緒にやり続けた結果、コツをつかんでからは一気に飛べるようになったのです。
今ではすっかり得意なことの1つです。
このように、特に子どもの場合は、ちょっとしたことで苦手意識がついてしまう傾向があり、ちょっと努力すれば苦手意識が解消されることも多々あります。
そのため、子どもの頃は「苦手なことを克服する」意識も大切だと考えています。
小学生→中学生→高校生→大学生→社会人とステージが進む中で、だんだんと本当に苦手なことが明確になってくるでしょう。
単なる苦手意識ではなく、ほんまもんの苦手なことだと分かったら、そのときはその苦手なことを手放したら良いと思います。
苦手なことに向き合い挑戦するメリットもあります
また、「苦手なことを克服するより得意なことを伸ばすべき」と説明してきましたが、時には、苦手なことに向き合い挑戦することもオススメします。
次の記事に書いたように、苦手なことをやってみることにはメリットがたくさんあるからです。参照記事↓
苦手なことに向き合い挑戦する7つのメリットをご紹介します。
①自信がつく、チャレンジ精神が身につく
苦手だったことに挑戦し、その壁を乗り越えることで、大きな達成感と自信を獲得できます。そして、その自信が次へのチャレンジにつながるでしょう。
②実は苦手じゃなかったことに気付くことも
「単なる苦手意識だった。やってみたらできた」「むしろ得意だった!」と気付くこともあります。
③苦手だからこそ努力する→自己成長できる
苦手なことに向き合い挑戦する中で「新しい能力が開発される」など、たくさんのギフトを手に入れることができます。
④視野が広がる!多角的な視点で見れるようになる
得意なことばかりやってると、「考え方に偏りがでる」「それ以外のことができなくなる」といったデメリットも。
⑤得意なことが見えてくる
得意と苦手は表裏一体であり、苦手なことに向き合い分析することで得意なことを見つけることができます。
⑥選択肢が減る→1つのことに集中できるように
超一流の成功者といわれる人は、誰しもが何か1つのジャンルに道を決め、集中的に取り組んでいるもの。
⑦よき指導者になれるかも
上手にできないレベルからスタートし、苦手を克服してきた人は、同じ境遇の人のことを深く理解できます。感覚に頼った指導にもなりにくい。
以上のようなメリットを得られるかもしれませんので、時には苦手なことにも向き合い挑戦してみましょう。
まとめ~得意なことを伸ばしつつ、時には苦手なことにも挑戦してみよう
以上、苦手なことを克服するよりも、得意なことを伸ばした方が良い理由について解説してきました。
「苦手なことを克服する」という考え方も素晴らしいですが、社会人においては次の4つの理由によって「得意なことを伸ばすべき」だとご紹介しました。
①得意なことは価値提供できるから
②得意なことはストレスなくできるから
③自分の苦手なことは誰かの得意なことだから
④学校と社会では参加している競技が違うから
社会人である私たちは、自分の得意なことで、誰かの苦手なことを補うことができます。
そして、得意なことは努力次第で1000点にでも10000点にでも価値を高めることが出来るので、伸ばせば伸ばすほど誰かのお役に立つことができます。
もちろん、より大きな収益化、昇給・昇進などのメリットも期待できるし、何よりストレスフリーに生きられるのは素晴らしいメリットです。
ただ、子どもの頃はちょっとしたことで苦手意識がつきやすいので、苦手なことを克服する意識も大切。
社会人であっても、苦手なことに向き合い挑戦することで、次のようなメリットがあります。
①自信がつく、チャレンジ精神が身につく
②実は苦手じゃなかったことに気付くことも
③苦手だからこそ努力する→自己成長できる
④視野が広がる!多角的な視点で見れるようになる
⑤得意なことが見えてくる
⑥選択肢が減る→1つのことに集中できるように
⑦よき指導者になれるかも
ですので、時には苦手なことに挑戦するのも良いかもしれません。
というわけで、
得意なことを伸ばしつつ、時には苦手なことにも挑戦してみよう
という言葉で締めくくらせていただきます。
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