天然塩(自然塩)の健康効果と効果的な使い方20選まとめ
天然塩・自然塩には多種多様なミネラル成分が含まれるため、さまざまな健康効果が期待できます。
直接摂取することによる健康効果の他、「塩を身体に塗る」「塩で歯磨きをする」といった使い方によっても、健康につながる効果が期待できます。
塩は私たちの健康への無限の可能性を秘めているのです。
この記事では、本物の天然塩(自然塩)の条件をおさらいしつつ、その健康効果や効果的な使い方について詳しくご紹介していきます。塩を上手に使いこなして、心と体を整え、波動をどんどん上げていきましょう。
目次
本物の天然塩(自然塩)の条件とは
お塩の活用で健康効果を得るためには、どんな塩でも良いわけではありません。お塩の種類によっては、あなたの身体を不健康に導くものもあるので要注意です。
ズバリ!良質な天然塩(自然塩)を活用していくわけですが、「なにをもって天然塩(自然塩)とするのか?」については、様々な意見があるため迷われる方も多いでしょう。
そこで、本物の天然塩(自然塩)の条件について確認していきます。以下の記事を参考にしています。
①海水を原材料とする「海塩」がいい
海は「生命の母」であり、私たちの母でもあります。実は、海水と体液・血液の組成がとても似ているのです。だからこそ、私たちの健康維持のために、海水を原材料とした「海塩」を摂取することは、とても自然なことだといえます。
②たくさんの種類のミネラル成分が含まれている
海水には、しょっぱさの成分である塩化ナトリウムだけでなく、100種類近くのミネラルが溶け込んでいます。海水と体液・血液の組成が似ていることを考えると、海水と同様に、たくさんの種類のミネラルが含まれる塩が理想的です。
③非加熱の生の塩がいい
自然の力だけで結晶化した天日塩は、ナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)が優しく結びついており、身体に優しいです。一方、加熱塩は火力、岩塩は圧力で強く結びつき、身体に入れたときに負担がかかります。また、加熱するとミネラルが減ったり、酸素や酵素が破壊されることも指摘されてます。非加熱の生の塩がいいのです。
④ニガリ成分がほどよく抜けている
マグネシウムなどの「ニガリ成分」は多ければ良いわけではありません。味覚的には「苦味やえぐみ」であり、身体にもあまり良くない一面があります。それを知ってか、日本では昔から「枯らす(枯らし)」というニガリを落とす工程がありました。ニガリがほどよく抜けていることも重要です。
以上の4つの条件を備えた塩は
です。
天日(海)塩は
・70種類くらいのミネラルを含む。
・非加熱で優しい&酵素たっぷり。
・ほどよくニガリが抜けて健康的。
といった条件が揃っていますね。
おすすめの天日(海)塩は次の記事にまとめています。良かったらお役立て下さいませ。
以下、天日(海)塩を使うことを前提として、健康効果と効果的な使い方について詳しく解説していきます。
天然塩(自然塩)の健康効果と効果的な使い方20選まとめ
【1】疲れ目対策に(花粉症対策にも)
手に塩をつけて、目の周りやまぶたを軽くマッサージします。また、1カップのぬるま湯に小さじ4分の1程度の塩を溶かし、その塩水の中で10回ほどまばたきをさせ、そのあとは真水で綺麗に洗い流します。
この方法によって、塩水が目の周囲にある水分を調整し、血流を正常に戻してくれるため、疲れ目対策や花粉症対策に有効です。
【2】虫歯や歯槽膿漏の予防に
塩の歯磨きによって、歯肉の中にたまった余分な水分や歯槽膿漏の原因となる菌を取り除くことが出来ます。歯茎を引き締め歯槽膿漏を防ぎます。歯が丈夫になり、塩の殺菌作用もあり、虫歯予防になります。
歯磨き粉のかわりに塩をつけるのも一つの方法ですが、普通に歯磨きをした後に、少量の塩を指先にとって、歯茎をマッサージするのもオススメです。
【3】アク抜きで健康的な生鮮食品を!
野菜や魚など、生鮮食品を食べる機会も多いかと思いますが、塩水でアク抜きをするとアク分を減らすことができます。鮮度が落ちている食品ほど、アクが出るものです。
すべてのアクが悪者ではありませんが、痛みや病気をつくる元(もと)になったり、えぐ味・渋味・苦味などにつながるアクもありますので、調理前に塩水処理によってアクを抜くのもオススメです。
やり方は簡単!1~3%の塩水を作り、食材を10~30分ほど浸けるだけです。毒性を消すだけではなく、素材を活性化させて「おいしくなる」という利点もアリ。残留農薬や有害物質の除去効果も期待できます。
【4】塩分の摂り過ぎ予防に
精製塩と違って天然塩(自然塩)は他のミネラル分が多いため、自分の感覚に合わせて口にすることで過剰摂取を避けることができます。
天然塩(自然塩)の主要成分は以下の4つ。
・塩化ナトリウム⇒舌を刺すような塩辛さ
・マグネシウム⇒苦味
・カルシウム⇒甘味
・カリウム⇒酸味
身体が欲しているときは美味しく感じますが、身体にとって十分な量に達すると、苦みやえぐみを感じて、美味しく感じなくなります。つまり、それ以上の塩を身体が求めなくなるのです。
一方、精製塩の場合は、そのようなストッパーとなる成分が含まれていませんので、過剰摂取につながりやすいのです。参考記事↓
【5】花粉症対策に
本来、人の身体にとっては無害である花粉なのに、なぜ花粉症の人が増えてきたのか?については、様々な説が挙げられています。一つの有力な説が「免疫力が低下しているから」です。
そのため、免疫力を高めることが花粉症対策になるわけですが、その方法の一つが良質の水と天然塩(自然塩)を摂ることです。
なぜなら、海は生命の母と呼ばれ、海水と体液・血液の組成はとても似ているから。そして、人の身体の大部分は血液であり、水と塩が人の大部分を占めているからです。
水と塩を変えただけで体質改善が図られ、症状が出にくくなったという体験談もよく聞かれます。「どんな水を飲んだらいいのか?どんな塩を摂取したら良いのか?」は、次の記事をご参照ください。
花粉症対策には塩水による「鼻うがい」も有効
また、鼻の中を直接洗い流す「鼻うがい」もオススメ。花粉が付着しやすいのは、鼻の奥の上咽頭といわれる部分。鼻うがいによって、上咽頭まで綺麗に洗い流すことができます。
やり方の例として、次の動画をご紹介します。体液と同じ浸透圧である塩分濃度0.9%の塩水を作って、鼻から吸って口から出すというものです。
動画ではオススメの塩としてキパワーソルトも紹介されていますが、硫酸成分(硫黄のにおい)は粘膜にダメージを与えるので、天日(海)塩が良いでしょう。私は、半年ほどキパワーソルトで鼻うがいをした結果、身体がまったく受け付けなくなり、鼻の調子も悪くなり、しばらく耳鼻科にお世話になった過去があります。。。
【6】血行促進による冷え性対策に
塩には新陳代謝を促して体温を上げる作用があります。暖房の発達していなかった時代に、東北地方など寒い地域に住む人々は、たくさんの塩を摂取していました。これも塩によって体温を上げるためだったのでしょう。
特に、天然塩(自然塩)を腎がよく働く時間帯「17から19時くらい」に摂取するのがオススメ。
出典:ohga-ph.com
血管内の血液量が増え、手足の末端まで血液が供給されるため、冷えが改善されると考えられています。
また、お風呂における塩の活用もオススメです。
一つは塩風呂。一般的な家庭用バスタブ(200L)にたっぷりお湯を溜めるなら、50g~70g程度の塩を入れます。塩風呂に入ると次のような効果が期待できます。
・末梢血管の血行が良くなる。
・身体の芯から温まる。
・発汗量がアップする。
・保湿効果が高まる。
・疲労が回復する。
・風邪の予防になる。
などなど。
日本には「食塩泉」という天然温泉も数多くあり、その効果効用は、万人が認めるところ。これを家庭で取り入れるわけですね。お好みで精油を入れると、香りによるリラクゼーション効果もプラスされるでしょう。
また、直接お肌に塗ってマッサージするのもオススメです。やってみると分かりますが、身体が熱くなり、汗がどんどん噴き出してきます。冷たい水でサッと流すととてもスッキリします。
【7】体内酵素が活性化する
人の生命維持には、酵素による化学反応で生産される物質が必要不可欠です。
体内酵素は約5000種もあるとされ、それぞれが単独で働いています。それぞれ独立した仕事をしています。
しかし、それぞれの酵素は単独では働くことはできず、酵素を反応させるためにはビタミンとミネラルが必要です。しかも、酵素の約半数は、単体のミネラルではなく複数ミネラルを必要とします。
つまり、たくさんの種類のミネラルが含まれるお塩を摂取することは、体内酵素を活性化させる助けとなるのです。
これが当メディアで天日(海)塩を薦めている理由の一つです。天日のみの海塩は、約70種類くらいのミネラルを含んでいますから。
【8】代謝が促進される
代謝とは、体外から取り入れた栄養素を分解し、身体に必要な物質に再合成するなどの化学反応のことを示します。「基礎代謝」「新陳代謝」「エネルギー代謝」など様々な代謝があります。
そんな代謝に関わる基本物質は「酵素」で、酵素の働きをサポートするのが、ミネラルやビタミンなどの「補酵素」です。
ミネラルが不足すると代謝が滞り、体内の機能を十分に発揮できなくなるのです。
ミネラルやビタミンは体内で合成することができないため、その100%が外部補給になります。基本は毎日の食事バランスですが、その一つにぜひ天然塩(自然塩)を取り入れましょう。
毎日絶対に欠かすことの出来ない塩を“ミネラル豊富な天然塩(自然塩)”にすれば、自然な形でミネラル摂取できます。美味しいお塩を食べれて、代謝も促進されて一石二鳥です。
【9】消化能力の向上、消化の促進に
塩は消化作用の向上には必須です。塩の主成分は塩化ナトリウムで、身体の中に入ると、塩化物イオン(Cl-)とナトリウムイオン(Na+)になります。
塩化物イオンは、胃で食べ物を殺菌したり、消化を助けたりしています。ナトリウムイオンは、小腸で「アミノ酸」や「ブドウ糖」などの栄養素の吸収を助けています。また、良質のミネラルが揃うことで、胆汁やすい液、胃酸の分泌を促進させるため、消化能力を向上させます。
【10】身体が整う→さまざまな不調の改善に
人間の体内には、大人で体重の0.3~0.4%、子供では約0.2%の塩分量は含まれています。体重60kgの成人の場合は、体内の塩分量は約200g程度ということになります。
体内に溶け込んだ塩は、代謝の基礎を担ったり、筋肉・骨・血液などを構成したり、神経機能を働かせたり、生命活動に重要な役割を果たしています。
そのため、体内の塩分濃度が薄くなり過ぎると、
・倦怠感を感じる
・疲れやすくなる
・無気力になる
・食欲不振に
・立ちくらみ
・痙攣や嘔吐
などの不調をまねき、最悪の場合には死に至ることも。
その昔、囚人に対して自白を強要するために使った手口の一つが「塩抜きの刑」です。塩を抜くということは、いわゆるミネラルを抜くということ。塩(ミネラル)の摂取を禁止された囚人は精神的に追い込まれ、やがて半狂乱になり、その苦しさから逃れたいために「自白」するのだそうです。
つまり、私たちの身体が正常に機能するためには、塩(ミネラル)が大切だということ。もし、上記の不調を感じていた場合、塩を摂取するだけで改善されるかもしれません。
【11】お肌を整える、美しいお肌つくりに
肌のターンオーバーをご存じでしょうか?
ターンオーバーとは、肌が、細胞から角質になって剥がれ落ちるまでを、28日周期で繰り返す仕組みのこと。しかし、加齢、悪い生活習慣、ホルモンの乱れなど、さまざまな原因により、28日周期で行われなくなり、角質が溜まってきてしまいます。これを「ターンオーバーが乱れる」といいます。
ターンオーバーが乱れて角質が溜まると、シミ、シワ、くすみ、毛穴の目立ちなど、多くの肌トラブルを生んでしまうのです。
肌のターンオーバーを正常化する方法の一つが、塩の摂取です。ミネラルが補給されることで代謝促進につながり、ターンオーバーの正常化に有益に働きます。結果、さまざまな肌トラブルを改善に導けるという理屈です。
また、皮膚に塩を塗ることで、皮膚の下にある余分な水分がはき出されます。水分が排出されると、体液の調整や血液循環が改善され、皮膚にたまっている老廃物も排出され、皮膚の状態を整えていくことができます。
イメージとしては、「魚を焼く前に塩をふると水分や臭みが出てくる」「野菜を塩もみすると水分やあくが出てくる」と同じようなもの。皮脂腺から余分な皮脂を浮かせて出すとき、毛穴の汚れや内部の老廃物も一緒に排出されるのです。
結果、余分な皮脂や角質が除去され、お肌の調子が整ってくるのです。
※塩には「美肌成分」はありません。塩はあくまで黒子役で、主役はあなたの皮脂です。皮脂が活躍できれば、皮膚機能は正常化します。あなたの皮脂のチカラを発揮させるのがお塩なんですね。
【12】ニキビ予防に
塩はニキビ予防にもなります。塩の摂取や塩洗顔などが、代謝を促進し、肌のターンオーバーを正常化に導き、余分な皮脂や角質を除去し、お肌の調子を整えてくれることは説明しました。
さらに、塩には殺菌作用があり、ニキビの原因にもなるアクネ菌にも効果があります。ニキビのエサになる余分な皮脂の分泌が抑えられ、アクネ菌の繁殖を抑制し、ニキビ予防をしてくれます。
ロンドンにあるジョイフル・スキンクリニックの創設者であり皮膚科医のケミ・ファブシワ医師は次のように説明しています。
「塩水は、抗菌作用と抗炎症作用の両方の特性を有しており、肌の表面に生息するニキビの原因となる細菌の数を減らし、傷の治療を促します」「海水は過剰な皮脂を取り除き、よりバランスの取れた肌に導いてくれます」「海水塩には、肌の健康に有益となる特定の構成で、ナトリウムやカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが含まれています」参照:womenshealthmag.com
海水のミネラル成分を豊富に含む天日(海)塩は、ニキビ予防に良さそうですね。
【13】デトックス~毒素の排出・分解を促進
デトックスの方法の一つに“白湯を飲むこと”がありますが、効果を高めるために塩をひとつまみ白湯に入れて飲むと良いです。
白湯だけでも体を温め胃腸の働きを活発にする効果があり、老廃物排出に繋がりますが、塩を入れるとさらにデトックス効果が上がります。体内における代謝による有害な副産物の産生を抑えたり、それらを体外に排出する能力が高まるからです。
また、塩風呂に入ったり、塩を身体に塗ることによる“発汗作用”でも、デトックス効果が期待できます。浸透圧の影響により、体内の余分な水分や老廃物を外に押し出してくれます。
「代謝の促進」「血行の促進」「発汗作用」などにより、身体の内側からも外側からもデトックスできるわけです。
【14】ダイエットにも
お塩の活用によって、身体の内側からも外側からもデトックスできるということは、そのままダイエットにもつながる話です。
特に、適切なお塩の活用(もちろん天然塩(自然塩))は、血行を促進して水分の排出を促すので、むくみ解消にもなります。実際にやってみると分かりますが、むくみが取れて引き締まっている感覚を得られるでしょう。
顔は変化が分かりやすいです。顔に塩を塗って洗顔すれば、小顔効果も生まれます。
【15】シャンプーの代わりに~抜け毛予防にも
塩はシャンプーの代わりにもなります。
近年、シャンプーに含まれる化学物質が頭皮や髪にダメージを与えている、と指摘する専門家も増えています。例えば以下の書籍では、脱シャンプーを勧めています。
石鹸やシャンプーなど化成浴剤の成分(不飽和脂肪酸)は、皮膚に残って皮脂腺をシールしてしまい、皮膚呼吸を阻害してしまうのだそうです。また、必要な新しい皮脂までを取り除いてしまい、乾燥肌をまねくといったデメリットも指摘されています。
そこでオススメなのが「塩シャン」です。
シャンプーを使わない「湯シャン」や「水シャン」でも良いですが、「塩シャン」にするととてもスッキリします。頭皮の汚れや余分な皮脂だけを取り除き、有効な新しい皮脂は溶かさないで残します。
頭皮の余分な水分も抜けて、血行も良くなりますし、抜け毛やフケなどを防ぐ効果も期待できるんです。
塩シャンのやり方はとても簡単!水に溶ける前の塩は固いので、手のひらと頭皮で塩を溶かすようにマッサージしながらゆっくりすりこみ、2~3分ほどおいて、お湯で洗い流します。最後に冷水で〆るとシャキッとします。
※塩シャンを始めてしばらくは、今まで頭皮に溜まっていたものが出てきてベタベタするかもしれません。筆者は“3か月くらい”はベタベタが氣になりましたが、それ以降は氣にならなくなりました。
【16】肩こりや腰痛対策に
湯船に入浴剤の代わりの塩を溶かした「塩湯」に入ってゆっくりと温まり、浴槽の外では肩や腰など氣になる部分に塩を塗り込みながらマッサージをします。血行が良くなる影響で、肩こりや腰痛の改善につながるでしょう。
肩なら肩だけではなく、首から肩、腕あたりまでマッサージすると良いです。腰なら腰だけではなく、背中から腰、お尻や太ももあたりまでマッサージすると良いです。身体は全部繋がっていますから、一部分ではなく周辺もマッサージすると効果が出やすいでしょう。
【17】免疫力を高める
塩を摂取したり、塩風呂や塩マッサージをすることで、代謝が促進され血行が良くなります。そして、身体の体温も上昇しやすくなります。
体温の法則をご存じでしょうか?
健康な人の体温は36.5度で、36度になると、熱産生を促すために震えが起きてくるそうです。一般的に36度未満の体温のことを「低体温」と呼びますが、「人間の体温は1℃低下しただけで免疫力が37%低下する」そうです。
冷えが万病の元といわれるのも、分かっていただけるでしょう。
体温35.8℃の人と、体温36.8℃の人では、免疫力の強さがぜんぜん違うのです。だからこそ、免疫力を高めるために、体温を上げることが大切で、塩の摂取や活用が一役買ってくれるわけです。
【18】風邪の予防に
前述したように、塩の摂取やお風呂での活用で、代謝が促進し、血流が良くなり、体温が上がり、免疫力が高まるので、塩は風邪の予防にも有効です。
風邪対策という観点では、塩水うがいもオススメ。天然塩(自然塩)を溶かした水、または、番茶に小さじ1杯の塩を溶かしてうがいをします。のどの粘膜にこびりついた菌を塩が殺菌してくれます。
特に風邪の初期ののどの痛みには、ぬるい番茶に小さじ1杯の塩を溶かして、何度もうがいをすると良いでしょう。番茶に含まれるタンニンが、炎症を鎮める働きをしてくれます。
また、身体の冷えから風邪の症状が生じることもあるため、塩湯(塩湯)に浸かって身体を温めたり、塩マッサージで身体を良好な状態に整えておくことが、風邪の予防につながるでしょう。
【19】余計な糖分の排出をサポート
マグネシウムの他、マンガン、クロム、リン、カリウム、亜鉛などのミネラルには、インスリンの働きをサポートする作用があり、糖代謝作用を助けます。
ミネラル不足を補うために適切な量の塩(ミネラル成分が豊富な天然塩(自然塩))を摂取することは、血糖値を下げるよう働きかけ、糖尿病の症状を改善するサポートとなりうるのです。
※もちろん、塩に含まれる塩化ナトリウム以外のミネラルは微量ですので、あくまでサポート役という位置づけですが。
日本の糖尿病患者のおよそ9割は、過食や運動不足といった生活習慣の乱れにより、インスリンの働きが不十分になることが原因の2型糖尿病だといわれています。ですので、とくに2型糖尿病の人は、塩も含め、食生活の改善で血糖値のコントロールが可能になります。
【20】お清め、浄化、クリアリングに
塩というのはお清めや浄化、クリアリングのアイテムでもあります。
お葬式のあと、飲食店に入るときなど、必ず塩でお清めをしてから入店します。もともと神事としての儀式である相撲は、場を清めるために土俵に塩をまいています。パワーストーンの浄化にも塩がよく使われますが、塩がパワーストーンの中の霊的因子を抜いてくれます。
部屋の四隅に盛り塩をすることで、空間の邪気を吸い込んでくれたり、邪気を寄せ付けない神聖な場にすることができます。
このように塩は、さまざまなヒト・コト・モトのお清め、浄化、クリアリングに有効とされています。
個人的に特にオススメなのが、全身に塩を塗り込んでから冷水で流す「塩の禊」です。私たちは日常生活の中で、知らず知らずのうちにネガティブなものを溜め込んでいます。それによりネガティブな氣持ちになったり、イライラや心のモヤモヤの原因になることも。そのままにすることでネガティブループが発生します。
塩の禊によってネガティブやモヤモヤをクリアリングし、元の状態(=元氣な状態)にリセットできるのです。肉体的にももちろん素晴らしい効果がありますし、精神的、霊的な部分でもメリットが大きいので、ぜひ実践してみて欲しいです。
お塩の中でも、特に天日(海)塩が最適。海や大地などの地球のエネルギーと、天日干しによって注ぎ込まれる太陽(宇宙)のエネルギーが凝縮されているからです。
おすすめの天日(海)塩はこちら↓
これらの健康効果をより高めるための、オススメの「天然塩(自然塩)=天日(海)塩」は次の記事でご紹介しています。
まとめ
以上、天然塩・自然塩の条件をおさらいしつつ、その健康効果や効果的な使い方について詳しくご紹介しました。
①海水を原材料とする「海塩」がいい
②たくさんの種類のミネラル成分が含まれている
③非加熱の生の塩がいい
④ニガリ成分がほどよく抜けている
これらの条件を備えた塩は、
海水を原材料とした天日塩=天日(海)塩
ということでした。
効果や使い方は以下の通り。
【1】疲れ目対策に(花粉症対策にも)
【2】虫歯や歯槽膿漏の予防に
【3】アク抜きで健康的な生鮮食品を!
【4】塩分の摂り過ぎ予防に
【5】花粉症対策に
【6】血行促進による冷え性対策に
【7】体内酵素が活性化する
【8】代謝が促進される
【9】消化能力の向上、消化の促進に
【10】身体が整う→さまざまな不調の改善に
【11】お肌を整える、美しいお肌つくりに
【12】ニキビ予防に
【13】デトックス~毒素の排出・分解を促進
【14】ダイエットにも
【15】シャンプーの代わりに~抜け毛予防にも
【16】肩こりや腰痛対策に
【17】免疫力を高める
【18】風邪の予防に
【19】余計な糖分の排出をサポート
【20】お清め、浄化、クリアリングに
一般的に、お塩といえば「料理への味付け」という認識ですが、これだけたくさんの効果や使い方があることには驚いたのではないでしょうか。
ぜひ天然塩(自然塩)を上手に使いこなして、心と体を整え、波動をどんどん上げていただけたら幸いです。
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