ひな祭りを楽しもう
ひな祭り(3月3日桃の節句)は女の子の健やかな成長を願って楽しくお祝いしましょう。
我が子(女の子)が3歳に近づき、家族・親戚でどのようなひな人形を買おうか・・・
高い買い物なので慎重にそして楽しく選ぶことのできるのが、ひな祭りではないでしょうか。
3月3日に向けて、是非活用してみてください。
目次
ひな祭りについて
ひな祭りの歴史
ひな祭りの起源は、平安時代中ごろ(約1000年前)と言われています。上巳の節句と呼ばれることもありました。
その時代には、3月のはじめの巳の日に、上巳の節句といって子供の無病息災を願ってお祓いをする行事をしていました。
また、子供たちの間では、「ひいな遊び」という紙で作った人形と身の回りの道具をまねた玩具で、ままごと遊びのような遊びが流行っていました。
こうした行事や遊びがもとになって、現代のひな祭りができたと言われています。
子供の無病息災を願い、天地の神様にお供え物をしお祓いをしていました。
これが、現代のひな祭りの起源となっています。
なお、上巳の節句が3月3日になったのは、室町時代(約600年前)と言われています。
女の子の赤ちゃんが生まれて、初めて迎えるお節句を初節句といってお祝いします。
生まれたばかりの赤ちゃんが健やかに育つように願いをこめてお祝いする行事で、江戸時代からずっと続いているならわしです。
ひな祭りは、みんなで楽しくお祝いするのが何よりのもてなしだと思います。
親しい人たちで、3月2日の晩(宵節句)、または、3月3日に行うとよいでしょう。
そのときには、縁起物のはまぐりや、さざえなどの巻貝を中心としたものが良いといわれています。
子供たちには、よもぎ入りの草もちやひなあられ、白酒などがいいでしょう。
また、桃の花は魔よけの意味があるのでお祝いの席に飾っておくといいですね。
ひな人形は一生あなたを見守っていてくれています。
毎年飾ってあげられるとステキですね。
万が一、人形を持っていられなくなった場合は、人形供養を行ってからおさめてくださいね。
飾り方は時代や地域によって異なります。
また、お人形やお道具の種類や数によっても一様ではありません。
標準的な飾り方としては、屏風の前に内裏びなの一対と三人官女など御所の雰囲気を表現する人たちや桜橘、お道具類を合わせた一揃いを飾るのが一般的です。
並べ方については特に決まりはありませんが、全体をバランスよく見えるように写真を参考にして美しく並べるとよいでしょうl
ひな人形の種類
ひな人形を選ぶときは、お人形をじっくり見て選びましょう。
特に、お顔、衣裳、仕立て方をポイントに見てみてください。
一点一点特徴が様々なので気に入ったお人形がきっと見つかるはずです。
ひな人形をより華やかに演出する「名前旗」や「被布」「つるし飾り」など、オリジナルの祝い方をするのもいいでしょう。
購入したひな人形に、子供の名前が主人公の絵本がついてくることなどもあります。
三段飾り 狭いスペースでも華やかに飾れるのが人気の三段飾りです。 本格的な段飾りの雰囲気をそのままに種類も豊富です。 |
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収納飾り すべてのお飾りが飾り台兼用の箱に収納できるので、コンパクトで片付けも簡単です。 収納箱自体に高さがあるので床に直接置いても飾れます。 |
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親王飾り 伝統的な様式の親王飾りはコンパクトに設置・収納が可能で、省スペースということで人気があります。人形の仕立てにこだわってあるものが多く、パーツごとに収納もできます。 |
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ケース飾り 場所を選ばず、お手軽にお飾りすることができます。 ガラスケースに入っているので人形にほこりがつきません。 ケースはガラスタイプとアクリルタイプなど様々なタイプがあります。 |
ひな人形は、1月中に買うのがオススメです。もしくは、ひな人形を飾る2月上旬に買ってそのまま飾るのもいいでしょう。
お店側からすると、ひな人形は、立春の頃(2月4日)から2月中旬に飾り始めることを前提に、ひな人形のラインナップを揃えてくるので、この時期に買うのが種類も豊富にあります。
なお、ひな人形は、通常11月頃は製造中であることが多いので、あまり早く購入しようと思っても、新製品がない場合が多いのでご注意ください。
ただ、じっくり見たい場合は、ネットで調査してから行ったり、平日にお店に行ったりすると、ゆっくり選ぶことができると思います。
ひな人形は種類も多く、値段もピンからキリまであります。高価なものですと、300万円というものもあります!
その違いは、製品でいうと、顔の良し悪し、衣装生地、生地の加工を見れば分かることが多いです。また、ブランドや工房の違いもあります。
通常、高価な品は有名な作家が作っているものが多いので、価格が高くても無名だと要注意です。
調べた限り、京雛作家としては、下記の方々が有名のようです。
京洛紫雲
大橋弌峰
安藤桂甫
平安寿峰
四世雛幸
三宅玄祥
小西清甫
小出松寿
井上雅風
ひな祭りの祝い方
本来はひな祭りの当日(3月3日)にお祝いしますが、前の晩(宵節句)に親しい方をお招きしてお祝いするのもよいでしょう。
ひな祭りのごちそうは、お寿司とはまぐりのお吸い物がつきものとなっています。
はまぐりは、他のはまぐりのフタとは絶対に合わないところから、女性の貞節を教える意味で使われるそうです。
また、お寿司は新鮮な春の魚介類の季節感を味わうのによいと思います。
ひな祭りは、平安時代のお人形遊びと、人形に自分の厄や災いを移して川や海に流した流しびなの行事が結びついたものと言われています。
ひな人形を飾ることは、ひな人形が身代わりとなってくれて、その子に災いがふりかからないようにとの願いをこめて飾るものとなります。
ひな人形を飾るのは、立春(2月4日)頃から2月中旬にかけて飾るのがいいでしょう。
遅くともひな祭りの一週間前には飾ってくださいね。
そして、片付けるのもなるべく早めにします。遅くとも3月中旬までには片付けたいものです。
ポイントは、天気がよく乾燥した日にしまうのがいいでしょう。
節句のお祝いをいただいたら、内祝いとして子供の名前でお返しをしましょう。
手紙に添えて、お赤飯や紅白の角砂糖を添えて送るとよいでしょう。
なお、お祝いをいただいた方にお祝いの席に招待できれば、お返しの必要はありません。
ひな祭りの歌詞(うれしいひな祭り)
タイトル |
「うれしいひな祭り」
サトウハチロー作詞 河村光陽作曲 |
1 | あかりをつけましょぼんぼりに
お花(はな)をあげましょ桃の花(もものはな) 五人(ごにん)ばやしの笛太鼓(ふえたいこ) 今日(きょう)はたのしいひな祭り(まつり) |
2 | お内裏様(だいりさま)とおひな様(さま)
二人(ふたり)ならんですまし顔(がお) お嫁(よめ)にいらした姉様(ねえさま)に よく似(に)た官女(かんじょ)の白い顔(しろいかお) |
3 | 金(きん)のびょうぶにうつる灯(ひ)を
かすかにゆする春の風(はるのかぜ) すこし白酒(しろざけ)めされたか あかいお顔(かお)の右大臣(うだいじん) |
4 | 着物(きもの)をきかえて帯(おび)しめて
今日(きょう)はわたしもはれ姿(すがた) 春(はる)のやよいのこのよき日(ひ) |
ひな人形のお手入れ
ひな人形のお手入れは、天気がよく空気が乾燥している10月頃に虫干しをして風に当ててあげるといいでしょう。
このときも直射日光には気をつけてください。
収納するときには、ホコリを払うのをお忘れなく。
人形の保存に適している防虫剤はナフタリンを原料としているものです。
人形専門店で販売しているものであればまず大丈夫でしょう。
パラジクロル製剤やしょうのう製剤などの他の防虫剤と併用することはやめましょう。
防虫剤を変えるのもあまり良くないので、毎年同じ種類の防虫剤を使用してください。
また、直接人形に触れないように箱の中に入れましょう。
箱に納めた人形は湿気のないところにしまいます。
納戸や押し入れの上段など家の中の高い場所に保管するといいでしょう。
湿気は人形の敵です。湿度が高いところにしまっておくと顔や衣裳にカビがつきシミになってしまうことがあるので注意くださいね。
ただ、乾燥しすぎも良くありません。
乾燥し過ぎると顔にヒビが入る恐れがあるからです。時々、通風を良くするといいでしょう。
湿度が高いところだけでなく直射日光が当たる場所も避けて飾ってくださいね。
型崩れの原因になるので、布や紙で人形を包む時には強くつつまないようにしましょう。
人形の箱の中に納めるときは、中でぶつかり合わないように隙間に新聞紙などを詰めるといいでしょう。
また、人形をポリ袋に入れて密封するとなおよいと思います。
人形をしまうときには、空気の乾燥した日を選んで羽根バタキでやさしくホコリを払い落とします。細かい部分は歯ブラシなども使います。
箱の中にしまうときは、やわらかい布で包んでホコリから守ってあげましょう。
人形を包むときに、手や指で直接触れるとあぶらがつき、しみになりやすいのでご注意ください。
供養をしてくれる有名なお寺一覧
子どもの成長に伴い飾らなくなったお人形や、壊れてしまったお人形をそのままにしておくのは、あまりいいことではないでしょう。
近くのお寺や神社にもっていき、供養してもらいましょう。
また、人形供養の日を決めて行事として執り行っているところもあります。
私たちの厄を受けてくれた人形です。手厚く供養してあげましょう。
■京都(宝鏡寺)
京都今出川堀川にある尼寺で、「人形寺」と呼ばれている。
毎年10月14日人形塚の前で人形供養祭が行われる。
■東京(清水観音堂)
上野公園内にあり、昭和33年から、毎年9月下旬に東京人形小売組合が行っている。
明治神宮では人形感謝祭を毎年10月に行っている。
■水戸(桂岸寺)
水戸市松本町にある桂岸寺裏の保和苑内で、毎年秋、菊まつり期間中に人形供養実行委員会の主催で行われている。
■名古屋(大須観音)
昭和13年から覚王山日泰寺で行っていたが、昭和54年大須観音境内に人形組合が人形供養塔を建立以後、毎年10月の第一木曜日に催される恒例の行事となる。
■金沢(真成寺しんじょうじ)
この寺の鬼子母神は、出産育児の神様で昭和39年から毎年4月29日に地元の人形業者が行っている。
■大阪(四天王寺)
昭和45年から毎年11月、四天王寺にて人形組合が行っている。
■和歌山(淡島神社)
毎年3月3日午前11時生みに近いこの神社から、白木の小さな舟が、神主の祝詞を受け海に流される。
大昔からの行事である。
■鳥取(用瀬町もちがせちょう)
旧の3月3日、4日に行われる、この町にある千代川への流しびな供養は、特に有名である。
七五三祝祭 数え年(10月5日~11月30日まで)
神様にお参りして無事に成長した感謝と、今後も健康で立派な人に成長する様に祈願します。
7歳 | 5歳 | 3歳 |
女児 | 男児 | 男児、女児 |
平成28年生まれ(2023年時の満年齢) | 平成30年生まれ(2023年時の満年齢) | 令和2年生まれ(2023年時の満年齢) |
帯解の祝(おびとき) | 袴着の祝(はかまぎ) | 髪置の祝(かみおき) |
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